2020年上半期も終わろうとしている今日この頃ですが、当サークルからは2冊の同人誌を出すことができました!
イベントでのお声がけやwebツールでのメッセージ、励みになっています。いつもありがとうございます。これからも見守っていただけると嬉しいです。
本題より前に締めの挨拶みたいになってしまいました。
本記事では2020年7月以降の活動予定についてアナウンスします。
本来であれば2冊目の本を出す予定だった4/12全空の覇者14は、COVID-19感染拡大防止の名目で延期になっており、8/9での開催が決定したようです。
まず延期日程でのイベントにつきまして、当サークルは不参加です。
また、少なくとも2020年内のイベント参加予定はありません。
ご了承ください。
2020年3冊目の本は、現在作業中です! イベントには出ませんが、通販はできるので本は出せま〜す✌️
ティバネサ「孵化する日4」の予定です。
内容的には蒼炎手前までの2人の感情に整理がついて、ひと段落という感じです。
蒼炎のラグズ会談で挑発しあってたふたりには昔からの縁があって、そこには鷺も大いに絡んでいて、元々はもっと穏やかな関係だったんだろうなあ……ていうのが蒼炎〜暁をプレイしていた当初からの印象だったので、その想像上の穏やかさと表出していた敵対感情の間を埋めるようにこねくり回してたら4冊も描くことになってしまった。ので、4の最後はめちゃくちゃ険悪な状態で終わります。
最近めっきりイチャ…ラブ…みたいな2人を想像できなくなっていてこれはこれで……という感じです(どんな感じ?)。
お互いに違う意見を持っていて、理解することも無視することもなく、かといって諦めることもできずに、同じ対話を永遠に続ける羽目になる関係、架空だけど愛おしいなと思ってしまう。
少し前に機動戦士ガンダムのTHE ORIGINと逆襲のシャアを見ていて、アムロ・レイとシャア・アズナブル(キャスバル・ズム・ダイクン)の関係も上述のようだなあと思い直していたところです。
自分の主張を諦められないからこそ、同じように諦めない他者とぶつかり合うことができる。相手の主張は認められないけど、質量が同じだから気を緩めれば負けてしまいかねないと思って無視できない。そこにある感情は、己を邪魔する宿敵への憎しみかもしれないし、切磋琢磨しあえる好敵手を喜んでいるのかもしれない。
強い人間同士でなければ発生しない巨大感情、好きなんですよね……。
話の着地点を見失ってきましたね。すぐ好きなものの話を始めてしまう。
シャアもそうなんだけど、シエテとか、円子令司とか、普段は大人ぶって(大半は大人です)求められる役割をこなしているけど。ふとした振る舞いが子供のような男がね〜……好きなんだよね……。隙のようで、突っ込んで覗き込んでしまいたくなる。
そういう男が相棒とか渡り合える相手を得た喜びを見せてくれるとひとしおじゃないですか? 「好き」が。
最近知人の斡旋で「鬼滅の刃」の童磨を見て、同じような感情を抱いていて、Twitterではもうめちゃくちゃに好んで暴れてしまっているのでみんな知ってると思うけど、まあまず顔が好きだよね。顔が。あと体が妙にゴツいよね。そういうギャップに弱いので。
気付いたら毎日描いていた。怖い。
この人のことはまだ全然わかってないので、わかった時には話を聞いてください。わかる日は来るのか?
わかる日が来なくても全く問題はないんですが、また同人誌即売会が何の懸念も蟠りもなく開催できる日は早くきて欲しいと思います。それまではpixivとかtwitterとか通販とかでお付き合いいただければ幸いです。
今後ともよろしくお願いします。
先日、5/31はアイシールド21に登場する金剛兄弟の誕生日でした。
そこでTwitterにはちょっとした漫画を載せました。
これを描くにあたって原作の兄弟のあたりを読み返したことで、種々の感情がフツフツと湧き上がってしまったので今回ブログにしてしまおうと思った次第です。
***
金剛雲水(兄)と金剛阿含(弟)は神龍寺学院アメフト部に所属する双子の兄弟。
兄は禁欲的でストイック、一方の弟はそれとは真逆で己の欲望に忠実、女性関係も奔放で、暴力沙汰もしばしば。
神龍寺学院は仏教系の団体を母体とした神奈川有数の名門校として描かれ、入試難易度も極めて高いとされる一方で、アメフト部も創部以来無敗で関東大会を制覇し続けてきた強豪チームとして登場します。
では、同じ日に生まれ、一卵性双生児ゆえの同じ顔を持ち、同じ高校で同じチームに所属した2人は、同じものを手に入れてきたのでしょうか?
答えは否でした。
「阿含 俺がお前を最強にする」 (21巻185話より)
幼少の頃からずっと、雲水は阿含の活躍の陰に隠され続けていました。
阿含はあらゆることを雲水よりも先に習得し、またあらゆることをトップレベルでこなしてゆきました。
雲水はトレーニングを積み、努力を重ねてきましたが、阿含は天才であり雲水は凡才であるという周囲の評価が覆ることはついぞありませんでした。
神龍寺学院への入学についてもそうです。
阿含はスポーツ推薦に飛び込みで合格し、雲水は一般入試受験でその背中を追います。
阿含を最強の選手にするために。
雲水は阿含を信じています。
阿含が最強だと。
それが真実である限り、己の無力も敗北さえも報われると考えている。
一方で阿含は雲水の思惑を分かった上で、顧みる素振りを見せず奔放な振る舞いを続けます。
神に愛された男。100年に一度の天才。
だからこそ許される振る舞いを。
人を馬鹿にしたような態度も、練習やミーティングに参加しないことも、試合に遅刻してくることも、飲酒に喫煙、不純異性交友さえ、成果主義を盾にして全てが許されてしまいます。
それが阿含にとって幸いだったかはともかくとして。
雲水が阿含の素行不良のフォローに努める描写はありますが、当の阿含は全く気に留めません。
個人的には、そもそも雲水がどこまで本気で阿含の振る舞いを阻止しようとしていたのか疑わしいと思っています。
雲水にとって阿含の才能は絶対的なものであり、その素行は才能の輝きを損ない得ないことを、これまでの経験上身に染みて知っているはずだからです。
そんなある意味で屈折した感情を抱えた2人にも、やがて転機が訪れます。
関東大会での敗北です。
それも、阿含が特に凡才だと見下し、嘲ってきたチームに対して。
そもそもアイシールド21では天才と凡才、才能と努力の対比が常に描かれ続けており、神龍寺以前にも様々な形で語られてきていました。
努力は尊いものとして描かれ、努力する天才という存在が作中でも評価高く、また主人公のライバルとしても設定されてきていました。
その上で、初めての敗北を経た阿含は、物事に本気で取り組むことへの意欲を見せます。
スイッチの入った阿含に、より強くなる予感を感じた雲水は期待を抱きますが、自分の問題とも向き合わざるを得なくなります。
つまり、凡才は本当に天才に勝つことが不可能なのか?
挑むことさえ忌避してきた己の行いは、過ちではなかったのか?
関東大会中にも雲水は様々な天才と凡才たちの戦いを見てきました。
凡人の限界を受け入れ、天才を支え活かす道を選んだ自分とは異なる選択をした凡才たち。
決して折れることのない野心をもち、もがく凡才を。
雲水はそれを「泣きたいほどに羨ましい」と述べるに至ります。
その後、彼らを取り巻く高校アメフト界では国際大会が企画され、日本でも選抜チームが組織されます。
そこでも阿含は選ばれ、雲水は選ばれない。
雲水はそもそも選抜試験に参加さえしておらず、選ばれる土俵にすら昇っていない状態でした。
そして、会場で大会を観戦しながら、阿含をはじめとする才あるものたちや、自分と似た境遇を持つはずの凡才たちの戦いを見ながら、なぜ自分はこんなところで見ているだけなのかと涙を流して深く悔い入ります。
また、その過程で阿含から雲水への評価が明かされます。もしも雲水が自分自身のためにもがける凡才であったなら、どれだけ楽だっただろうかと。
自分の野心に蓋をして、希望も抱けず、全力を尽くし切ることもしなかった雲水の選択を、阿含は不服に思っているのでした。
原作最終話では、主要人物たちの高校卒業後の姿が示されます。
金剛兄弟は共に大学進学の道を選びましたが、入学先は異なる大学でした。
雲水の選択は、阿含とは別のチームに加入し、一選手として阿含を倒すことを決意したからだと語られています。
雲水は阿含への期待、阿含を通した勝利への執着と決別し、自分の足で立つことを知ったのでした。
***
金剛雲水、とんでもない男だとしか言えないです。
阿含は作中でもその才と暴力性によって化物じみた扱いを受けていますが、その影で阿含を立てる雲水の姿も等しく化け物なのではないでしょうか?
化物を隠蓑に暗躍する化物の構図として読解を試みると、阿含より雲水の方が余程凶悪なのではないか?と思う次第です。
阿含が凡人たちを蔑ろにする描写が多々ある中で、凡人であるはずの雲水に対してはそれらとは一線を画していると思います。もし雲水がもがける凡人であったなら、阿含はきっと雲水のことも他の凡人と同じように扱うことができて、それはきっと阿含にとっても楽だったのではないでしょうか。
達観し、弁えたポーズをとり、己を殺し自分に尽くして見せる兄の姿が弟の胸中に与えた影響はどのようなものだったのでしょう。
作中で描かれた多くの天才たちは「自分に立ち向かう凡人」というライバルを手にしていましたが、阿含には与えられなかった。
蛭魔妖一は阿含が無視できなかった凡人ではありますが、蛭魔が阿含に立ち向かうことになるのはずいぶん後になってからのことです。
阿含は「わからない」と言います。「死んでもトップを獲りにもがくのが面白い」ことをわからないと。
雲水や、周囲の人間は阿含がトップでいることを当然のことだと考えている。そうでなければ報われないのだと押し付けられた頂点に君臨し続けた阿含にとってその地位はどんな意味を持っていたのでしょう。
雲水が自分自身を諦めの中に置いていたときに、阿含は雲水を諦めから引きずり上げる術を持ちませんでした。
雲水を上向かせたのは、彼と同じ立場の凡人たちでした。
阿含は自分の存在が雲水の心を傷つけてきたことに自覚的だったと思います。
本来阿含が見出されていたスポーツ留学の案内が、雲水に届いてしまったことで兄弟の関係性の歪みが決定的なものになります。
お互いに比べられることから逃れられない兄弟という関係。苗字が同じ、年齢が同じ、顔が同じ……。
雲水が自分を守るために身につけた歪な達観もまた、阿含の傍若無人な振る舞い同様、誰にも顧みられることなく受け入れられてしまった。
そこに至って、兄弟にとってはどちらの無関心も不幸なことだったのだろうなと思わざるを得ません。
関わってきた様々な人たちの行いによって、自制的に兄弟は変わっていきました。諦観に蓋され続けた意地や嫉妬、がんじがらめの執着から解放され、あるいはその存在を受け入れた2人の変化が、幸いなものであればいいなと思っています。
直参予定だった4/12全空が開催延期になっています。振替時期は未定ですし(そもそも振替できるのか?)、発行予定だった新刊を寝かせておくのも惜しいので、印刷して通販することにしました。
下記ご確認ください。
GBF/グラン×シエテ「ひとつ星」32p
シエテの「暴走」を経て、グランはシエテとの距離をはかりかねていたが、 迫る風古戦場の脅威には抗えずに彼の助力を乞うことに。
現れたシエテの以前と変わりない気安さにグランは拍子抜けしてしまう。 そんな中、剣神を従えるシエテの振る舞いを目の当たりにし、一抹の不安を感じるのであった。
・サンプル https://www.pixiv.net/artworks/80981123
・通販 https://zacoca.booth.pm/items/1989430
100エピ〜風古戦場〜こくうしんしんの時系列を採用しています。
チンタラ原稿やってる間に水古戦場始まっちゃって泣いたけど……。
水古戦場、ヴェインちゃん大活躍で嬉しかった〜! リリィと一緒にフルオートしてたら自スキルで勝手に瀕死になって勝手に全快を繰り返してたので本当にタフだな…と思った。
あと原稿中の思い出は、突然カジノのポーカーに取り憑かれたように取り組んでしまってクリスティーナが加入しました。長いピンク髪の海賊ルックの女、大好きなんだよな……(クリスティーナは海賊ルックなだけで海賊ではない)。Fateも船長激推しだしな。モーレツ宇宙海賊も見た目で視聴決めたしなあ。
BASARAの長曾我部元親も好きだし、鷹鴉も「船を持たぬ海賊」なんて呼ばれちゃったりしてたじゃん。
荒くれ!略奪!的な概念が好きなのかな〜。物騒が過ぎる。
海賊といえば、作業中にガルパンを見てたんですよ。とうとう完走しました。
それで、最終章の大洗側の新戦力が海賊っぽくて非常に良かったんですよね……。一番の推しキャラはアンチョビなんですけど(ドリルツインテ×つり目大好きすぎた)、箱で推すならサメさんチームかな!!!!!って思いました。
全編通して最高に面白かったです。
そんなこんなで、次回参加イベントがとうとうなくなってしまいましたが……時期を見てスケジュールを立てていこうと考えています。
グラシエ配置で参加したいし(上述のプレイ状況を反映してジュエルリゾートが舞台の本にしたい)、鷹鴉の続きも描きたい、欲望に溢れている。
ともかく今は世情の落ち着きを祈るばかりです。
春コミおつかれさまでした!
ちょっと今回はイレギュラーというか…難しい時期だったかなと思いますけど、新刊既刊問わずお求めいただきありがとうございました。
通販はBOOTHで受付中です。ご利用ください。サンプルはこちらです。
暁の女神エンディングで、プレイ当時はネサラが生き延びて外交官になっていたことに安堵したりもしたんですけど、追々考えるにつけ、本当に良かったのか?それで?という問いと向き合わないわけにはいきませんでした。
生き延びたーーもしくは生かされたネサラの命は、何かへの保険にもなり得るのではないか?という仮定と、「裏切り」という概念が、2人の間に特別な符丁として君臨しうるのではないかという仮定が悪魔合体を果たした結果が今回の本です。
もっと具対的にいうと、裏切ってないのに裏切りになることがあるんじゃないかなとか、裏切りにポジティブなイメージを持たせることもできるんじゃないかなとか、そういうことを考えてました。
「俺はあんたを裏切るぞ」という宣言によって相手を警戒(あるいは期待)させることによって、最後まで寄り添った時でさえ「裏切ると言ったくせに」という背反が発生するという袋小路。
でもそれは、互いに幻想を抱き切れるからこそ成立する盟約なんですよね。
ネサラはティバーンのことを「いかなる時も闘争心に溢れ、安寧を退屈と認識する男」だと信じているし、ティバーンもネサラのことを「野心尽きぬ男、己の心臓を狙い喉笛を噛みちぎりうる敵」であれと望んでいる。
だからこそ「何か起こしてくれるはず」だと勝手に信じるし、信じるからこそ「裏切られた」と感じることができる。
今回の本ではその幻想をお互いに開示しあったところを描きました。
2人は死ぬまで互いを追い立てあって、魂を喰らいあって生きてくんだろうな〜と思っています。
それが私の幻想だから…。
すみません、ちょっと言い訳じみた感じになっちゃって…。
ただこれが2人の互いへの信仰心、その形なんだってことを、伝え切れてなくてもわかってほしいと思ってしたためてしまいました。
お楽しみいただけましたら幸いです。
次回参加イベントは4/12(日)全空の覇者14を予定しています。
グランブルーファンタジー/グランとシエテの新刊があると思います。
間隔が非常に短いのですが、2/26から十天衆のシナリオイベントが始まると聞いて、つい申し込んでしまいました。がんばります。
サークルカット、描いた絵を規定サイズにトリミングしたらシエテのトレードマーク触覚が切れてしまったのが遺憾ですけどどうしようもなかったです。
最近はKOFGと、関連で餓狼伝説をプレイしてます。因縁・憎悪でぐちゃぐちゃになった関係性の2人の男が出てくるので「これこれ! こういうのが欲しかったんだよ〜〜〜〜」って感じです。
KOFGの方はメインストーリーをクリアしたあたりです。KOFGだけでも2人の関わり合いの特殊性に気が狂いそうなのですが(ストーリー進めながら永遠に「どうして!?」て叫ぶ羽目になっていた)、スピンオフ?でこんなに「おかしい」のであれば本家の方もよっぽどなのでは!?と思うので、出来る限りそっちも追いかけていきたいと思います。
格闘ゲームがすこぶる苦手なので雲行きが…怪しいですけど……。
2020年、あけましておめでとうございます。
ずいぶん遅いご挨拶となってしまいしたが、本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
当面のイベント参加スケジュールは下記の通りです。
詳細情報や新刊のお知らせは当ブログやツイッター(@zacoinfo)でご案内しますので随時ご確認ください。
【申込済】
・2/23(日) HARU COMIC CITY26 ティバーン×ネサラ
・4/12(日) 全空の覇者14 グラン×シエテ
【検討中】
・7/26(日) ES21オンリーイベント
春コミの鷹鴉本は今モリモリ描いてます。
今回は「孵化する日」のつづきではなく、全く別軸の話になります。
いつも通りに原作沿いで、久々にR18シーンが混入する予定です。
グラブルの方は2月末の十天衆関連イベントの告知を見てたら申し込んでしまいました。そこでどんな概念が降ってくるのか、それが自分に刺さるのかさえわからないのに…。
ただそれがなくてもシエテについて掘り下げて考えたい部分は十分にあるので、その辺がどうにかなって本ができると思います。
プレイ状況としても、昨年末に10人全員を加入させ、総べし者になり、十天マントのスキンを手に入れることができました。
次の目標は、全員の最終上限解放を目指しつつ、取り急ぎは例の王様…カッツェリーラの加入に努めたい考えです。素材は風精のアストラをあと100個集めるだけです。だけ、と言っても、素材がドロップするクエストには日当たりの挑戦回数制限があるので何日かかるのかも読めないのですが……。
という感じで、今年もいい感じにやっていきます。お付き合いいただけますと幸いです。
あとは…ベリアルを引きたいですね………。
先週末、窓の外で台風が猛威を振るっている中、私は十二国記の予習をしながらブルーレイを見ていました。
ちなみに十二国記を今から読もうとしている方がもしいらっしゃれば是非「魔性の子」から読んでいただきたい。私自身も最初に「魔性の子」に触れてその世界観の奥深さ、不透明性に心惹かれて十二国記シリーズそのものに手を出した経緯がありますので、まずここから、自分と作風の距離感を測ってみてはいかがでしょうか。
ちなみに十二国記ないし「魔性の子」では、強い風と雨がとても重要な役割を果たすものなので、台風の音を聞きながら読む十二国記、なかなか趣深いものでした。
いうても台風の音、ブルーレイの内容に負けて全然印象に残ってないですけど…。
で、KING OF PRISM -Shiny Seven Stars- 第2巻を見ていたんですよね(感想はこちら)。
それでやっぱり思ったんですよ、十王院、最高だな……って……。
(別件なんですが、鷹梁について、ようやく少しわかってきたような気がしています。彼は戦う男ではなかったんだということです。
今までみんなの港であるという役割で自らを縛っていた彼が、自分の意思をもち、それを信じて向き合えるようになる。そういう成長が芯だったのだと思いました。
戦闘民族に囲まれすぎて、戦わない男がいるということをすっかり忘れていた。というか、家庭内?の彼は完全に戦う男だったじゃないですか、そうでもなきゃ香賀美を椅子に縛り付けたりなんぞするものかよ)
今まであまり眼鏡をかけた男に興味がなくて、理由は特にはないんですけど、デコを出すというシンボルを与えられる男の内面にどうしようもなく心惹かれてしまう性癖の逆サイドということなのでしょうか。眼鏡をかけているというシンボルを与えられた男に全く興味を抱けない……。
ただやはり性癖も一枚岩ではないので、年月によって変わりもするし、新たに出会った男によって変えられたりもするわけだ。
雑魚ちゃんが何の話をしようとしているのか。
勘の良い方は既にお気づきかもしれませんね。
そう、HiGH&LOW THE WORST の話ですね。
轟洋介〜〜〜〜〜〜〜〜〜……。
ザワ見て一番の感想は、轟洋介に対する「これ以上好きにさせないでくれッッッ」だったし、二番目の感想は「ジャム男は俺が幸せにしてやる……」です。ちなみにドラマの方は未視聴です(ただしドラマ情報は常に目から入ってくる環境にある)。
まず轟は鬼邪高校の全日クラスの中で「一番」強い男なんですよ。そんな彼も、定時クラスの「てっぺん」村山には敵わない。ザワ以前にも戦いを挑んで負けているし、ザワ中でもまた敗北してしまう。さらに村山はザワで鬼邪高校を卒業してしまった(でもあれは卒業ていうか中退だと思います)。
そうすると暫定的に轟が全校で「一番強い」わけですが、村山には敵わないままなんだよな。その、一番なのに満足できない感じがまずひとつ推せるポイントなんですよ。飢えてる男が好きなので……。
そんな中、全日クラスにひとりの男が転入してくる。花岡というのですが、花岡は鬼邪高生の中にも出身者が多い「絶望団地」(通称)で暮らしていた小学生時代があり、そのころのよしみと、本人の腕っ節、また底抜けに明るい懐っこさを武器に、全日の不良生徒たちの人心を次々掌握していきます。
もともと轟は不良生徒ではなく、むしろ彼らに搾取される側の立ち位置でした。それが己の決心と努力で強さを手に入れ生まれ変わり、かつて植えつけられた憎しみから不良生徒を下し続けてきた経緯があるんですよね。
だから轟は「一番強い」存在としての「てっぺん」は目指しても、生徒たちを従えるボスという立ち位置を求めることはない(辻&芝の2人だけは轟についていく、という事実も推せる…ただし経緯はよくわからん)。
それと引き換え花岡は、鬼邪高校という看板を背負う気持ちが既にある。自分は鬼邪高校の一員であり、生徒たちのことを自分の仲間だと認識している。
この対比の中で、ハイローは常に仲間との絆を描いてきた作品だから、どうしたって花岡が主人公になってしまうし、村山も轟に対して「花岡は轟にはないものを持っている」という助言を残すわけです。轟が敵わない部分がある男がまた出てきてしまった。
一番なのに、一番になれない。
一番なのに、一番ではないと言われてしまう。
みんなの中の「一番」は、常に違う男の持ち物として輝いている。
この身を引き裂かれそうな矛盾が、彼に異質な輝きを与えている。オタクはそれを好んでしまう…。そうだろ……?
そして、それでも轟が「一番強い」事実は頑として揺るがない、そういう描写が諸所にあるところもポイントです。
花岡は自分のチームのメンバーに「轟は花岡より強い」と言い切られてしまいますし、作中の強敵との喧嘩でも、花岡や他の鬼邪高校が苦戦する中、轟ひとりバチバチに技を決めまくって、敵の四天王相手を立ち上がれなくなるほどに痛めつけてしまいます(花岡の強さはあまり強調された描かれ方をしておらず、四天王とのタイマンにも至っていない)。
また、全日の生徒の中で「てっぺん」村山と戦うに至ったのは轟だけです(しかも助言までもらってる)。花岡も村山と戦うことはできなかった。それは村山がそれを受けなかったからに他ならないのですが、村山に己を受け入れさせた轟というあり方はもう本当に、確かに、あの場で一番強いんですよ。
そして、物語の最後、轟は花岡を認めます。花岡の隣で、その発言を取り上げて盛り立てようとする。
王が別の王のもとに下る、それでも己が勝ち得た「一番」の称号は渡さない。
こんな構図がこんなところにあるなんて……思っていなかった……。本当に好き……。
深く刻まれた性癖の前に人間の理性なんて無力ですよ。魂の輝きは外見に妨げられない。こんな男がメガネをかけているなんて思っていなかった。
ウウ〜〜〜〜……。
あとこれは関係あるようでないようでちょっとだけあるんですが、前田公輝のムニュニュってなってる上唇の形が好きなんですよね。昔デイアフタートゥモローを見ていた時にジェイク・ギレンホールの唇をずっと見ていたことがあり、ああいうムニュニュになってるのすごく好きで……。
それもちょっと関係してるんだろうなと思ったりしています。
アイシ19巻カラーページの円子令司の上唇に落ちる影の形から、彼もそういうムニュニュの持ち主なのでは?と勝手に思っている節もありますし。
唇の話ていうか眼鏡の話をするつもりだったので話を戻すと、最近呪術廻戦という漫画を読んでいて、これまた眼鏡の七海というキャラクターに心惹かれつつあるので、だいぶ好みに影響が出ているなと感じているわけです。彼がどんな生き様を見せてくれるのか、過去のことは結構教えてくれているのですが、未来について、これからが楽しみです。
そんなわけで、当方と近似の性癖を抱えている各位には、ぜひぜひザワを見に行って欲しいなと思っています。そんな人間がいるのかどうかは…私にはわかりませんけど……。
本日は不安定な天候の中、当サークルに足をお運びいただきありがとうございました。
拙作を手に取っていただいた皆様には少しでもお楽しみいただければ幸いです。
通販はboothにて、ご確認ください。
次回イベントは2/23 HARU COMIC CITY 26(東京)への参加を予定しています。
現時点では、FE/鷹鴉の構想があります。
詳細決まりましたら告知しますので、お待ちください。
なんか今日は延々といかに鈴木伸之が許せない男なのか、そしてジャム男への慈愛について介錯人と意見を交わしあってしまい、死にそびれました。逆に毎秒死んでた気もする。互いに互いの首をはねあっている。
以下、作業の変更点に関する備忘。
今回の新刊のトーン処理について、伽羅貘の方は60線/inchで、グラシエの方が85線/inchでと変えてみています。
絵柄の問題で主線が細くなりがちなので、85線の方がバランスがいいかもしれないなという実感がありました。60線だとトーンのドットの中に主線が埋もれる感覚があったので常々悩んでいたものがこれで解決しそうです。
次回は80線で入れてみるかもしれません。
アナログで漫画を描くことが主流だった頃には、トーンといえば60線、実際市場に出回っているものも大半が60線だったと記憶しています。
ただ、これがそのまま印刷されることはなく、印刷サイズより一回り大きく原稿を作成し、それを縮小して印刷することが主だったということをすっかり失念していました。つまり、アナログで60線で作成された原稿は印刷時に縮小され、線数も70-85に増える(縮小パーセンテージによる)ということです。
……というのをtwitterで読んだので、やってみました。
主線を太く描ければ解決したかもしれないのですが、よっぽど難しかったです。
なかなか「漫画ってどう描く?」みたいな話をする相手がいないので1人でコツコツやってます。
今後ともおつきあいのほどよろしくお願いいたします。
また直近12時間での告知になってしまったし、なんならこのブログの更新自体が3ヶ月ぶりですね。
もっとこう、グラブルとかザワとか十二国記とかの話をしていきたいので、10-11月は色々更新したいな〜という、気持ちはありつつ。
表題の件、告知です。
明日のスパーク2日目、西2ホールチ74aで広げてます。
頒布物は新刊2種と既刊1種です。全て32ページ、500円/冊です。
当方天候の影響を受けにくい上、いつもの売り子…というか介錯人にご一緒いただく予定なので、いつきていただいても大丈夫です。と思ったけど多分14時ごろには撤収済みだと思います。よろしくお願いします。
以下サンプル。
「白心」嘘喰い/伽羅貘(R18)
MMOゲーム・プロトポロスの闘技場で斑目との再会を果たした伽羅は、斑目がゲーム内で構築していた協力関係の一員となる。そこにはかつて斑目が持たなかったもの、そして伽羅が羨まなかったものがあった。
「さいわいを待つ」GBF/グラシエ
七星剣を覚醒させたグランの元に現れては 騒動を巻き起こして去っていくシエテ。
天星剣王を自称する彼は グランに七星剣のさらなる覚醒を促すが……。
サンプルの時点でお分りいただけると思うんですけど、グラブル、描画工数がやばくないです????? 剣も鎧も描けないのだが???
もともとファンタジー畑にいたとはいえ、鳥だの獅子だのは武器も防具も身につけませんので……。
しかも今回は嘘喰いの方でも(ちょっとだけ)鎧描いてるんだよな。なんでだろうな……現代日本ジャンルだと思ってたんだけどな……。
当日の諸連絡はTwitter【@zacoinfo】にて、また通販はboothにて。
お気をつけてお越しください。
というわけで、イベント当日はありがとうございました。
今回も無事に新刊が出せてよかったです。通販はこちらからご確認ください。
当日お手にとっていただいた方々、あるいはすでに通販ご利用いただいた方々には重ねてお礼申し上げます。
ナンバリングの3冊目として出している上で、当然のようにまだ続きます。お付き合いいただけますと幸いです。
なーんてさも普通ぶった挨拶してますけど、当日Twitterで大暴れしていたように、私今回サークルチケット忘れて一般入場してますからね……。その節はご迷惑をおかけいたしました。ごめんね。
同行をお願いしていた売り子のチケットも一緒くたに忘れ、あの雨の中を普通に並んでしまった。売り子を道連れにして………。えーん、もう何回もイベントに出ているのに初めて忘れました、もう絶対忘れないからな……! その上、知人への差し入れも忘れたしな、ボロボロでしたよ。
今その差し入れ食べながらこの記事を書いています。美味しいです。
次こそちゃんと完璧にこなしてみせますよ。もう原稿始めてるもんね。
次のイベントは10/14(月)のCOMIC CITY SPARK14、2日目になります。漫画ジャンルの日なので、嘘喰い/伽羅貘で出る予定です。
サークルカットはまだ描いてません…苦手なので……。
R18になるのか? ならないのか? まだわかっていないので書けないというのもあります。どうなるんですか…?
進捗はこちらで見守ることができます。
タイムラプス機能がめちゃくちゃ楽しくて、逐一撮影して見返してホホーン!てなってる。あれって実際の作業が1時間でも20秒とかに圧縮できてしまうので「現実でもこんだけのスピードで作業できればな…」と思わずにいられない(虚無)。
SPARKの1日目はゲームジャンルなので、一般で買い物に行きたいなと思っています。
グラブル、とうとうシエテを最終できたんですよ……。今まで以上にシエテへのみんなの感情を楽しむことができるんだなと思うと腕がなりますね(?)。その分自分もぐちゃぐちゃな感情で窒息してるわけですけど…まあ……。
本当にね…天星剣王の王の部分に引っかかるとは思ってなかったわけじゃないですか……。私の「王様が好き」っていうフラグがこんなところで回収されるとは……何の王なのかって剣の王でしたね、当然のように剣と対話してるので大変驚きました。どういうことなんですか? 本当に人間なの?
またシエテへの恐怖の感情が芽生えてきてしまったので、この辺でやめておきます。古戦場…頑張って走ろうな……。
CC東京143新刊情報です。
ティバーン×ネサラ「孵化する日 3」40ページです。
ネサラはまあまあベグニオンとうまくやっていけていたと思っていて、その関係性の一環として若かりし頃のルカンが出てくるなどします。あといつものようにモブがぼちぼち出てきます。捏造設定もモリモリです。鷹鴉も全然くっつきそうにないです。二人が停滞していても世界は寿命の短いベオクの支配下で動いていくのでどんどんぐちゃぐちゃになっていくわけですよ。そういうアレです。
というわけで、告知が当日になってしまいましたが、よろしくお願いします。
既刊は「孵化する日1」「2」とスクネサ「夜の底で見る夢」を持っていきます。
イベント中情報は twitter【@zacoinfo】からご確認ください。