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2回目見てきたよ〜〜〜!!!!
今日は前から2列目の一番端の列から見てきたので、めちゃめちゃめちゃめちゃ舞台が近くて、なんか、スモークのにおいとかが漂ってきたレベル…。
この席なら全くオペラグラス持つ必要ない!
昨日は二階席で見たのでほぼずっとオペラグラス越しに見ていたものが、ここにくればオペラグラスがなくても何もかもの詳細まで見える感動…。オペラグラスで見ても表情なんかはあんまりよく見えないので、やっぱりそばで裸眼で見るのが一番いいんだと思いました。
ただし、本当に近くて、フィナーレで全員が舞台前方にずらりと並んで礼をしたりする時に、近すぎて目を見たら絶対目があってしまうので怖くて視線をウロウロウロウロさまよわせることしかできなかった…。
ダメなんですよ…舞台上は架空なんですよ…こっちとあっちは繋がっちゃダメなんですよ…目線がかち合うなんてもってのほか………
とか言いながら体は正直なので感極まって涙ポロリしてしまった。

涙ポロリと言えば、昨日は開演序盤、エドガーの登場シーンですでにポロリしてたんですけど、今日もおんなじタイミングで泣いたので多分次回も泣くんだと思います。
背を向けたエドガーがせり上がりで舞台上に現れ、バラの花を一輪捧げ持ちながらこちらを振り返る、その姿の、かつてない美に打ちのめされたオタクは涙で応えてしまうのであった。

てか明日海りおケツが小さいんだよ。
舞台の向かって左端から見てたので、ケツがよく見える中で、誰よりも小さい。衣装が、ほかの貴族キャラは裾の長いジャケットを着てるのでお尻が隠れて見えなかったりしてても今回の明日海りおは少年役なので結構ジャケットレスな衣装の場面が多くて、よく…尻が…見えた……… 。
腰から下、「ふくらんでいる」部分がないのでは?
しかし明日海りおの美しさ、半端じゃない、圧がすごい。
グレン・スミスにバンパネラであることが知られたシーンのあと、一族郎党で「我々はポーの一族であるぞ」ダンスを踊るところで、その間その辺をウロウロしていた(多分逃げていたんだと思う)グレン・スミスを視線一つで追い払って舞台上から退場させたとことか。
ポーの一族ダンス、あの手のフリはなんなんだろう、普通に意図がわからない。操り人形みたいなパントマイムみたいな?
私は個人的に壇上に人間がウジャウジャいてみんなで合唱しながらゾロゾロ踊るのめっちゃ好きなので、好きなシーンです。エリザベートだとルキーニの裁判でトート閣下が現れるあたりのシーンとかミルクがないのシーンとか、スカーレット・ピンパーネルだとマダムギロチンのあたりとかめっちゃ好きだし。

宝塚は普通トップの男役と娘役はセットで動いていくものなのですけど、今回はちょっと違っていて、トップ娘役の仙名彩世はシーラ役だったので、出てきた瞬間からほかの男のものなんですよね。
別に最初から明日海りおの相手役ではないにもかかわらず、NTRものを見ている気分にもなってしまう。
とはいえ宝塚のエドガーはシーラに多少なりと好意を抱いている描き方になっているのでNTR気分になるのもやむなしか。
仙名彩世はわりと強烈にアニメ声の役者なので、我々2次元オタク的には聞き慣れた声質とも思われるので少し安心する節がある。ものの、やっぱり舞台上では少し浮いてしまうので、今回のシーラという役はある意味ハマり役だったのではないかなと思いました。
というのも、シーラは現実のものではないから。
バンパネラという人外の存在になったのはもちろん、エドガーと初めて出会った時も、村の外からの来訪者であり、彼女は物語の中で常に「まれびと」の役割でありました。
その唯一の浮いた存在を、他とは一線を画すその声で表現したと思えば、「声」というのも表現技法の一つと呼べるのかもしれません。
彼女のほかの演目みたことないからよくわかんないけど。

明日海りお、今回の相手役は結局誰だったんだ? やっぱり柚香光だったんか?
パンフレットのポートレートもアランと一緒のやつあったし?
最初はメリーベルがヒロインなのかな?と思ってたんですけど、そうでもなさそうだし、シーラはとっくにポーツネル男爵と連れ添う覚悟を決めているし、「愛がなくては生きていけない」というバンパネラの生き方を悟った後にアランを選んでいるので、やはり今回のヒロインはアランだったのか…?

メリーベルを「好きなんだ、ロゼッティ(死んでしまった元婚約者)のかわりじゃない」と言ったアランが、バンパネラになった後には「自分こそエドガーにとってはメリーベルの代わりなのではないか」という疑いを持ってしまうのはすごく皮肉だと思うんですよ。いや、今回の演目上でははそこまではいかなかったので、1人で悲しくなってしまった…。
アランがエドガーに執着している様子は、舞台終盤のギムナジウムの場面で示されて、ほんと、柚香光怖いよ〜おまえ前半あんな「バイ!」とか言ってたのと本当に同じ役かよ〜
関係ないけどあの時代の少女漫画の別れの挨拶「バイ!」ってすごく時代を感じて趣があると思いませんか!?!!?!?

永遠に明日海りおと柚香光でダンスしててほしい。物語とフィナーレの間の役名関係なしのダンスのターンの中、男役がウジャウジャ踊ってるやつ、今回めっちゃよかったよ…すごいなんかテンポが速くて、飛んだり跳ねたり抱えたりしてて、みんな楽しそうでよかった。

あと今日思ったのは水美舞斗の顔がめちゃめちゃいいですね。今度東京でブロマイド買おうと思います。
二月末にも東京公演を押さえてあるので、もう完全にオタクです。
オタクなので気がついてしまったんですけど、今回馬車のシーンがありましたけど、あの馬車、数年前にベルサイユのばらフェルゼン編で壮一帆(フェルゼン役)が「行けフェルゼン」と歌いながら馬を鞭で叩いて爆走するシーンで使われてたやつですよね?
背後に流れていく背景の映像がうつしだされているところまでふくめて見たことありますね…。あれ、馬車の上半分(演者の胸元あたりまで)だけをオペラグラスでのぞいていると、背景が背後に流れていく効果で本当に馬車で走っているみたいに見えるのでいい演出だと思っています。面白い。

今回は本当に舞台装置がすごかったな〜円盤ははちゃめちゃに回るしセリは上がったり下がったり忙しいし、ゴンドラは出動するし、総動員してたのでは?という感じだった。

すごかったのでみんなにも見て欲しいけどチケットは完売なんだよな…だけどなんと千秋楽のライブビューイングがあるみたいだから、みんな全国の劇場で見てくれよな!
バイ!

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上演開始から1ヶ月ほど経ちましたが、ようやく宝塚・ポーの一族を観てきました!
脚本・演出の小池修一郎がず〜〜〜〜 〜っとやりたくてしょうがなかった、という萩尾望都の漫画が原作です。主演の明日海りお扮するエドガーの写真は、Twitterなんかでも話題になっていて、わりと高評価だったように見受けられたので、チケット当選してからずっとたのしみにしていたものです。
宣材写真が美しいのはもはや当たり前ではあるのですが、Twitterで出回っていた写真は原作者萩尾望都とのツーショットでしたし、ただ立っているだけというものだったにもかかわらず、かなり期待を高める出来だったように思いました。
宝塚による漫画アニメ類を原作とするコスプレは、もともとベルサイユのばらは大変有名ですし、最近だと銀河英雄伝説、あるいは逆転裁判、戦国BASARAなど、少女漫画では今度天は赤い河のほとりをやりますし、過去にはメイちゃんの執事なんかもやっていたりします。どれもこれも、かなり完成度高く仕上がっているので、衣装面では宝塚歌劇団のことを完全に信頼するほかないです。
で、写真がいっぱい載っているものといえば、公演プログラム(要するにパンフレット)。
パンフレットは例によって1部1000円ポッキリ、しかし今回は、10ページ程度のポートレートが挟み込まれているわ、原作の絵が複数差し込まれているわで結構豪華仕様だったのではないかと思います。力の入れ具合が伝わってくるというか…一方で、あまりにビジュアル推しなので、もしやビジュアル全振りなのか?と疑わざるを得ない。

内容としては、2幕構成でレビュー(ストーリー要素が薄く、歌と踊りを中心に構成されるステージ。いわゆる宝塚な衣装がたくさん出てくる)なし。
エドガーがポーの一族に拾われ、バンパネラになり、やがてアランを仲間に引き入れるところまでをダーッとやってくれます。私感としては、わりと駆け足な印象。
小池修一郎がやりたかった場面をつなぎ合わせて構成したのかな?とも。
とはいえ、小池修一郎がやりたかった場面というには多々にファンが見たい場面とリンクしていると思われるので、マイナスポイントとも言い難いですね。押さえるべきところは押さえられてるのではないでしょうか?
あと、大事なところ同士を繋いでくれているので、「ポーの一族」という物語の骨子の部分をよりわかりやすく炙り出す形になっていて、アホの私がかつて「美しいし面白いけどよくわからない部分がある!!!」って思っていた部分を優しく紐解いてくれた感じがします。

登場人物全員キレキレで、すぐ怒るし叫ぶし手は出るし、情緒の不安定さにハラハラしましたが、だからこそ、その激しさと対になる静かな怒りと悲しみが際立って美しく思えるのでした。
そこにきて最後の「きみもおいでよ」は“““完全”””でしたね…
あれを完全というのだなあ…
ひとりでは寂しすぎる…

そして、宝塚には「ゴンドラ」という装置があるんですけど、私はいろいろ演目を観てはいるのですが、今回初めて生で見ることができました!
ゴンドラ…舞台装置の一つ。突き出したアームの先に台座があり、トップスターなど1人か2人で乗る。アームによって台座が空中を動き回り、客席からは演者が空中を移動?するように見える。うまく説明できない。
ベルサイユのばらでオスカルが天馬にまたがって空中移動するのが有名だと思います。

というのが昨日の感想で、私は今からもう一回見てきます。
昨日はなんと抽選で明日海りおのサイン色紙が当たりました。やったー。

それにしても宝塚大劇場のテラスにいる鳩はデブがすぎる、いいものをたべさせてもらえるのだろうか。