MEMO

ゲーム内での会話や属性、スキルなどからCPやキャラについて甚だしく主観的に記したページです。

ヘクトル×ラガルトについて

ラガルトはヘクトルにライナスの面影を見出していて、自分が手放してしまったことを後悔し続けるのを、ヘクトルをかまうことを通じてなんとか紛らわせようとしている。
ヘクトルは、オズインやマシューの忠誠が兄であるウーゼルを通して得られたものであることに焦りを感じていて、はやく自分自身がその忠誠に値する人物に成長しなければならないと感じている中で、自分が引き抜いたラガルトが自分だけを見てくれることに対して甘えてしまう。
足りない部分を埋めあう関係じゃなくて、傷を舐め合う生産性のない関係だということには二人とも気付いているが、ラガルトはもう自分の将来に希望は持っていないし、ヘクトルは未熟さを克服するにはしばらく時がかかるとわかっているから、関係を解消するまでには遠い。 最終的にヘクトルは結婚して子煩悩な父親になるのですが、アルマーズの件もあるのでその幸せに浸りきることができなくて、ことあるごとにラガルトを訪れて安心を得ようとする。

別れのときについてはいろいろ考えてるけどどれがしっくりくるのかいまだに迷っているのでその話はまたいずれ。

ネサラ受について

ネサラは本質的に男相手にも女相手にも尻が軽くてふわふわしていて、気が乗ったら手当り次第に関係を持って適当に同時並行もなんのそので遊んでる、かつ守備範囲も異常に広いという困り者。
ネサラは本当はティバーンのことが小さい頃からずっと好きで、本人は自覚したがらないけど性愛じゃなくて憧れとか心地よさとかを感じていて(それをひた隠すことがもはや当たり前のアイデンティティですらあった)、裏切り以降はその「好き」が裏返って、無意識下で憧れることすら自分の中で封じ込めてしまった。
そんななかでスクリミルは全然憧れに足る存在ではないのだけど、ティバーンに対するときとは違って意地をはったり頑になったりする必要がないので(本当はティバーンにも肩肘張る必要はないのだが、子供の頃から一緒だったせいで、当時の、年下だと侮られたくないとか、とにかく負けたくないとかいう気持ちを引きずってしまっている)わりと落ち着いて対応できることに安寧を感じる。

ティバーン×ネサラは、お互いずっと昔から好きあってて、ある意味では悪友ともいえる関係だったのが、ちょっとしたいたずら心で肉体関係を持ってしまうことから始まる。 しばらく性愛だけでつながっていて、その過程でティバーンはネサラへの自分の気持ちに気がつくんだけど、ネサラは本当に最後まで気付かないまま。
ティバーンを裏切ることが苦しくてたまらないくせに、その苦しさが「好き」という気持ちと結びついていることに全く気がつかない。
という、真剣な気持ちが奥の方にはあるが、表面に出てくるのは性欲ありきのバカみたいな下衆とか下世話とかいう言葉が似合う、恋だの愛だのとは無縁そうなやりとりでしかないのが特徴。

ネサラは鷺の民からも安らぎを得ているのに、彼の境遇があまりにも安らぎから遠すぎたせいで、反動のようにどれだけ求めても求めたりない子供のようで、結局ティバーンもスクリミルもリュシオンもリアーネもネサラを愛さずにはいられないんだなあということなんだと思います。

ネサラの裏切り周辺ついて考えたこと(※twitterでのpostのまとめ)

キルヴァスが連合としての参戦を決めたことに元老院は関わっていたのか?元老院の指図あっての参加なのか、本当に獅子王鷹王の説得の結果だったのか。
ベグニオン近海の小島のイベントの時点で裏切りをほのめかせていた、あそこでは既にベグニオンと内通済み、輸送隊たたきの作戦が漏れてる。ネサラはどこまで知っていた?輸送隊に中央軍が扮してることは知っていた?同時並行のフェニキス襲撃は?
「卑劣な奇襲をかけ俺たちの国を焼いたこと大いに後悔させてやる」というモブ鷹のセリフから、あの時点で(キルヴァス憎しがあるかどうかは置いておいて)フェニキス本土への襲撃が明らかで、そして実行したのがベグニオン軍だということまで一般兵にまで周知済みだった。
フェニキスを焼いたのはベグニオン軍だ、憎むべきは(キルヴァスではなく)ベグニオンだとティバーンは公言したのだろうか。兵士の意識をキルヴァスから対ベグニオンに持って行く働きかけをしたのか?だけど自分はネサラの振る舞いも発言も全部知っている。
では中央軍とぶつかる前にトンズラこいたキルヴァス兵たちは何をしていたのか?本国に帰ったのか?不思議なのは、フェニキス襲撃部隊はおそらく竜騎士の部隊で、竜騎士は元老院に寄った立場を取るという言説があった(ような気がする)のに、元老院が女子供を生かしておくような命令を下すかということ。元老院ならフェニキス全滅まで嬉々として追い込むだろう。ということは、島で女子供が生きていたのは何か彼らを守った他のちからがあるのではないか?
という経緯を考えると、誓約という不可抗力もあったし、キルヴァス兵のしたこと(これは私の都合のいい妄想でしかない部分だけど)が評価されて、ネサラの国政関与は実は案外あっさり成ったのかもしれない…。ただこれだと本当にフェニキスーベグニオン間の溝がヤバいのだが、憎むべきベグニオンは元老院であって皇帝ではなく、悪の根源を為してきた元老院議員たちは死んでいったし、今後も帝国の頂であり続ける皇帝とは共に戦った側なのでめでたしめでたしで終わるのかな。

ティバーンはネサラと対するときに、国とか種族のことなんて何も気にしてない感じの話し方をする。王になった経緯を訊くのは内政干渉だ、だけどネサラ個人の意思決定に興味があるから尋ねてしまう。ネサラは国を守るために自分から壁を作らねばならない。「なれあうつもりはない」という拒絶。ティバーンはそれを自分個人への拒絶と受け取ってしまうからこじれる。小島でのイベントでは、ネサラがこの先の裏切りへの負い目を感じているからか、少し己を出してティバーンを受け入れるかのような発言をしている(未来のない戦いだと思っているからというのも無論ある)。ティバーンはそれに気をよくしてしまった。そしてネサラは裏切る。

ちょっとしたお金の話(烈火)

ファリナを雇うのに20000Gが必要で、これが実はすごい高かった!みたいな感じになってるけど、ファリナ+天空のムチ(10000G)で最後まで使ったとして合計が30000G。
一方で盗賊をアサシンとして最後まで使い続けると、報酬の話が出てないのでなんとも言えないのですが、闇の誓約書だけで50000Gなのでそれだけでとんでもない額だと思うわけです。 ステータス上限値の上昇は皆同じで、盗むコマンドが使えなくなって、じゃあ何が違うのかっていうと瞬殺スキルの有無。
瞬殺が50000G…闇の世界は恐ろしいところだ…。
武器や傷薬はそれぞれに必要なのでその辺の経費は計算に入れないとしても、馬や天馬の飼葉代は雇用主持ちなのだろうか。その辺の草を食べさせるのだろうか。酷だ。

鷹鴉のスキルと属性

蒼炎の軌跡で鷹王の所持スキルが「護り手」と「翼の守護」、鴉王の所持スキルは「待ち伏せ」と「疾風の刃」。
暁の女神時点では鷹王は「護り手」「大盾」、鴉王は「風切り」「待ち伏せ」(共通スキルは省略)。
露骨。
ティバーンは守ったままでも戦える。誰かを庇おうが抱えようが戦闘力に影響しない。守ることができるから誰かと一緒に戦うことができる。
一方ネサラはそうではなく、先手必勝スタイルをとらざるを得ない。他人を救出したら、特別秀でた速さも損なわれてしまう。守るために彼自身が対象にできることは少なくて、敵を屠ってしまうのが一番損害が少ないのだろうと思う。
あまりにも露骨に対照的で、戦争どころか1戦闘に対するスタンスすら歩み寄れそうにない。
どういう経緯で習得したのかは不明だが、先天性のものでもないかぎり何らかの信念や哲学があってこそだ、その思惑が正反対で、相入れる余地がない。それでも同じく王様で、目指すところは(多分)同じだというのが個人的にとても響く。

そして対照的といえば二人の属性。
天と闇。
露骨。
闇に対して光ではなく天というのが恐ろしいほどぴったりだ。
天は光の意味を内包しながら空の高いところを示していると思う。鳥翼の二人にふさわしい意味合い、そしてそれがティバーンの持ち物にあるということ。属性は(おそらく)生まれながらのもので、ティバーンは生粋の空の王者なのだと思わせてくれる。
ネサラの生まれは闇で、彼の持ち物全てが闇の中にある、それが安寧である。ティバーンはそれを照らして明らかにしてしまうから、忌々しい。誠意も優しさも闇に溶かしたまま他の悪意とともに沈めておくのがネサラの望みでも、ティバーンはその性質ゆえに叶えてあげられないのだ。
ティバーンの方はネサラの闇が持つ底知れなさを、ついつい覗き込んでしまう。暴いてしまいたくなる。そして拒絶を受けて、驚き戸惑う。あらゆる事象にソツなくあたれるのに、ネサラにだけはうまくいかない。天に由来する、他人を魅了し味方につけるカリスマが、肝心のネサラに対してはとことん相性が悪くて、だけどティバーンは多分ずっと原因に気がつかないまま。

とはいうものの、ここまで違うと、惹かれあわずにいられないのかもしれない。
つらいだけならずっと遥か高いところにいるまま降りてこないで、嫉妬も憧憬も眼差しさえ届かなければいいのにね。
そんなこんなで鷹鴉は足掻きのCPだなとつくづく思うわけです。

今更ですが、当ページは妄想と連想ゲームで成り立っています。

3部終章の鷹と鴉と時々鷺

以下、ハードモードでの会話に準拠しています。
3部終章で、久々に顔を合わせたネサラに対してリュシオンはこう口にする。「私はティバーンが許されたのならそれでいい」と。
このセリフを見たとき、どうしても違和感が拭えなかった。なぜならその直前、ネサラは「許してもらえるとは思っちゃいない」と言っているからだ。さらにはその後、ティバーン本人に向かっても「あんたが俺を許さないことくらいわかっている」と告げる。
全然かみ合ってない。
「許されるのなら」「許すのなら」といった推定の形で語られたのなら、わかる。多分。でもリュシオンは過去形を使った。
そして、最終的にティバーンはネサラを手元に置いておく決断をする。
おそらく、ネサラがリュシオンに声を掛ける直前、目覚めたてのリュシオンが会話したティバーンの心の中に、すでにネサラを「許す」ための準備ができていたのではないか?リュシオンはそれを読み取っていた?
また、直接「あんたが俺を許さなことくらいわかっている」と言われたティバーンは「……いいだろう」と少し間を経てから回答している。もっとも、ここでのネサラの発言の本題は上記の宣言ではなく、臥せっている鷺たちのためにもこの場でことを構えたくないという鷺への気遣いが主なので、ティバーンは胸中穏やかではないながらも受けれざるをえなかった葛藤の表れとも言えるだろう。
ここでティバーンは、ネサラの発言を容れてでも鷺のためにおとなしくする選択を取ったのであり、かなりの冷静さがうかがえる。
そして、ネサラもネサラで、リュシオンに対しては「許してもらえなくても裏切りの説明がしたい」「俺とティバーンの間の問題は解決する」と述べ、ティバーンに対しては「(俺を許さないことはわかっているが)休戦にしてほしい」と、言っていることはかなり違うが、機会を得られるように言葉を選んでいる様子が見受けられる。

・ネサラは自分とティバーンの間には問題があると捉えており、またその問題への説明と解決のための機会を求めてはいるが、許しが得られるとは思っていない。
・ティバーンは冷静に見えるが、言葉すくなで真意は計りかねる。ネサラとリュシオンの会話にも口は挟まず、ネサラに声をかけられて初めて返答する。
・リュシオンはティバーンからネサラに対して何らかの許しが与えられてると感じている。

次の論点は、ティバーンがネサラの「何を」許したのかというところ。
妥当なところで言えば、その場にいることを許した、といったあたりか。
これは、ティバーンのこれまでの行動を考えると、大きなターニングポイントだと思われる。ティバーンはここでようやく「待つ」ことを知ったのではないだろうか。
セリノスの大虐殺が起こってからベグニオンを対話のテーブルに引きずり出すまでの20年は長命のラグズにとっても決して短い時間ではなかっただろう、だけどティバーンは待ちはしなかった。海賊行為をの形をとるにまで至ったが、常にベグニオンに対して働きかけ、自分たちの正当性が認められ、受け入れられることを望んできた。
今回、ラグズ連合として戦争を起こすに当たって、ティバーンはネサラを引きずり込んだ形になる。その結果が裏切りとあっては、さすがのティバーンも自分の言動を省みたりしたのではないか?(希望的推測)
ネサラからの裏切りにあい、彼と再会するまでのティバーンの足跡は、アイクと合流して以降は我々の知るところである。
フェニキスに戻って被害を確認し、アイクと合流。戦を続ける覚悟を決めたが、直後ゴルドアで黒竜王と意見が対立し、ラグズ間でも意見の食い違いが起こることを再認識したはずだ。そこからガリア、クリミア、デインと長い道程を経て、ネサラと再会する。
その途中で、一騎打ちに敗れてしょぼくれたスクリミルの姿や、ゴルドアが固執して見せる立場、エリンシアの毅然とした対応、サナキの民とのつながり、元老院との確執を間近で見てきた。王とは何か、国とは何か、戦争について、内政・外交について、様々考える時間は少なからずあったはずだ。頼むから考えててくれ。
そして仇のはずのネサラを目の前にして、ティバーンは待つことを了承した。ネサラの言葉を聞き、受け入れた。
待って、待って、待って。戦争が終わって、戦後処理も終わって、国を新しく立てて。
誓約について知って、誓約の破棄もこなさせて、ネサラが背負ったものを下ろせるようになるまで待って。

ティバーンはネサラがそこにいることを許した。ネサラと話をする機会を持った。そして、ネサラがそこにいつづけることを許した。

少し話が前後するが、戦時中、軍を分かれて進むことになったネサラをもティバーンが待つことができたのは、リアーネと一緒に行くネサラは逃げないだろうという暗黙の信頼のような確かさがあったこともあるだろうが、ネサラが作中で度々示して見せる王としての立場ーー民から見た評価こそが王にとって重要だということ、民がいなければ王の肩書きに意味などないことーーは、ティバーンに対して明かされることはないが、それを知っているサナキやセフェラン、あるいはミカヤの対応・彼らのネサラへの評価が、それを裏付けるように働いて、正体はわからないながらもネサラの誠意を信じるに値するものとしてみることを可能にさせたはずである。
こう見るとネサラは自分を他人にどう見せるのかコントロールしている気配がする。今までのティバーンへの評価コントロール(ずるく、悪く見せていたように思う、蒼炎の時とか、挑発したり、遠ざける発言が多かった)のせいで新しく変わった状況で必要になった評価(話を聞くに足る相手だと思わせることとか?)をそのまま植え付けることは難しいように思われたが、他人の評価を利用することでその辺いい感じにねじ曲げててうまいなあと思う…。

そろそろ語彙が尽きてきたのでまとめ。
・ティバーンが自ら待つことを覚えた。すごい。100歳超えてまで人間的成長が描かれ得る暁の女神はやっぱりやばいゲームだった。
・ネサラが正しく評価されないのは、これまで散々ひとからの評価を捻じ曲げる言動をしてきたせい。身から出た錆。でもそれでも救われるんだから生きててよかったね。
・リュシオンは結構深く、的確にひとの心の、本人が自覚していない部分まで読み取ることができるっぽい。自分の考えに固執しがちな鷹のひととか自分を顧みれなくなってるであろう鴉のひとを支えてやってほしい。

血の誓約に関する考察

血の誓約
古から伝わる一国の王が何かを借用する際に結ぶ誓約儀式。
誓約を結ぶと左右どちらかの腕に誓約の"証"と呼ばれる輝く模様が現れることが特徴。
誓約者が約定を違えると呪いが発動し国民全ての命が奪われる。
誓約が解かれるまで”証”は、代々の王もしくはそれに順ずる者に継承される。(用語集より)
作中で血の誓約の締結が確認されるのは下記の3例である。

1. 帝国元老院のルカン(貸) - デイン国王ペレアス(借)
……ペレアス…… そなた、もしや……… ”血の誓約”を交わしたの?
デイン国王として、帝国元老院のルカンと誓約を交わしてしまった…
2. ベグニオン帝国(貸) - キルヴァス王国(借)
…キルヴァスの誓約は、国と国の間で交わされたもの。
元老院に逆らっても…皇帝に与している限り、呪いが降りかかることはない。
3. 旅の賢者(貸) - デイン国王(借)
全ては、我が夫アシュナードが…王位を得るために、仕組んだこと。
呪いで…親族や国民の命を奪った………  (中略)
父王を誑かし、旅の賢者と”血の誓約”を結ばせることだってした……

上記の状況より、以下の点を共通点・特徴と見ることができる。
・借主が国王であれば貸主は立場を問わない。
・「約定」がある。
・誓約を解く方法があり、解除の手続きを取らない限り、借主の役目は継承される。

以下、問いを立てて詳細を探っていく方式をとる。

Q. 何を借りたのか?
1.の場合…ゴールド
帝国がデインに対し、無利息無期限で億単位のゴールドを貸し付けてくれるという内容でしたね。
借用書という体裁はとっているものの、駐屯軍の不始末に対しての賠償だから、ゴールドは返さなくていいと……
2.の場合…国?土地?民?自治権?
かつて失った国を取り戻すため、帝国と”血の誓約”を交わした愚かな王がいた。
3.の場合…不明

Q. キルヴァスはいつ誓約を結んだのか?
→「代々」との言及があるため、キルヴァス王3-4代以上は続いていると見込まれる
そやつはすぐに誓約に背き、帝国に対し反抗的態度をとった。
その結果、どうなったと思う?
まず1日目に1人死んだ。
ただの村人だったので、誰もあまり気にしなかった。
2日目には2人、3日目に3人……
原因不明の突然死は、まるで流行り病のように広まり確実に国中を蝕んでいった。
30日を数える頃、王はようやく気づいた。
これが誓約を破った呪いなのだと。
すぐさま帝国に謝罪し、呪いを解いてくれるよう哀願した。
それが受け入れられたのがちょうど100日めのこと。
王はすでに側近の半数と、妻と子までも失っていた。
それ以後、その国は代々我が元老院の言うがままとなっている。
Q. 誓約に反するとどうなる?
→呪いで民に死がもたらされる。
ベグニオン暦626年――
デインではひどい流行り病があって千人にも及ぶ死者がでた。
 (中略)
あれは…流行り病などではない。
”血の誓約”による呪い……
 (中略)
全ては、我が夫アシュナードが…王位を得るために、仕組んだこと。
呪いで…親族や国民の命を奪った………
Q. 誓約はどのように解く?
・借主の死?
『”血の誓約”は、それを交わした者が誓約に関わらぬ第三者の手によって命を奪われし場合、その効果を失う』
 →作中で偽であることが判明。
  おそらく、父王を殺害したアシュナードの腕に誓約の証が移っており、その後誓約解除の方法を実行したと推察される。
  ただし、誓約を解除しておらず、デイン王即位後も腕に証が残り続けていた可能性も考えられる。

・誓約書を破棄する
・貸主の死
破るなり、燃やすなり…好きにすればいい。
ルカンの1度めの死によって誓約の”証”は薄れてるだろ?
誓約書自体が無くなれば、同時に跡形もなく消えるはずだ。
あぁ、俺のは別口なんでね。
ルカンの死は関係ない。
 →ただし上記二点が有効ではない場合もある。

 そのほかの方法
だが、この誓約書さえ戻れば…いずれ救われることになっている。
 →どのような方法かは不明だが、誓約書が必要になる。「約定」にて定められている?

Q. 「約定」とは?
 以下、ソースのない憶測のみです。
 血の誓約は借用に係る誓約様式とのこと。
 であれば、内容は貸し借りに関することと推測される。
 おそらく「借りたものは必ず返します」という意味のものになるのではないか?
 ペレアスが借り受けた数億ゴールドを何年かかってでも必ず返すと述べているのに対し、
 ルカンは誓約の話をしつつも、その返済に意味がないとは述べない。
 上記の状況から、借主は負債を返しきるまで貸主が求める働きを拒否することができず、
 約定を違えれば呪いを受ける=借主が負債とともに消失し、
 これを貸借物の返還に充当させるという誓いになっているのではないかと推測する。
 もっとも、ペレアスに必ず返す意思があっても、誓約を結んでいる以上
 元老院の要請そのものを断ることはできないため、従うほかに術がない状況に変わりはない。

 ネサラは国を相手取った誓約であるようなので、上記と少し状況は異なるだろうが、
 ベースの部分(借用分の返済に相当する服従を誓う内容)は変わらず、
 貸主の死=国の滅亡は現実的ではないため、別の方法での解除が必要になるのだろう。
 例えば、貸与扱いの「国」を正式に貰い受ける方法などが考えられる。