2019/7/14 COMIC CITY 143にFE鷹鴉で申し込みました。
「孵化する日3」が出ます。全年齢です。
本当に「鷹鴉」なのか?という疑いが拭い去れない構成ですが、引き続き蒼炎/セリノスの悲劇以前を捏造しています。
今回、若い頃のルカンを描くにあたって、何しろ蒼炎の20年前だから青年なんだよなと思って設定資料集を見てたんですが、前髪一房降りてるオールバックなんですね……。つい髪型そのまま顔だけ若い感じで描いてしまいました。
というあれこれや進捗を、qoty で公開したりしなかったりしています。
脱稿したらサンプルをあげにきます。
そのあとのイベントとしては、一応10月のSPARK14に申し込みました。ジャンルは未定です。決まったら告知します。
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キングダム見ました。
キンプリだかプリレだかを映画館に観に行ったときにCMが流れていて、ああ吉沢亮は動いていても顔がいいんだなあ…という感想と、もともと中華な歴史や背景美術が好きなのもあって(蒼穹の昴や十二国記、シュトヘルもこのくくりに入れている)、機会があったら見たいな〜と思っていました。
原作の漫画やアニメは一切見ていないので、それらと比較することはできませんが、一本の映画・物語として捉えた場合ではかなりいい出来だったんじゃないかなと思います。
中華の何が好きって辺境異民族との共生あるいは戦争です。異なる存在をどう捉えるのか、どう扱うのか、なぜそうなのか、そういう概念に心惹かれるからです。衣食住どれをとっても同じことがない、だけど心や体は同じように持っている。文化に優劣はなく、洗練も野蛮もあり得ないのに、あると思ってしまうこと。実は「ない」のだと気づくこと。いろいろな壁を乗り越えた先に、ひとりの人間同士として向き合うことができたとき、そこにあるものは何なのか。
それが何であれ、生じるのはロマンだと思うんですよね…だから人外ホモが好き…。
なので、キングダムにも辺境異民族がいてくれて、とても嬉しい。
作中の異民族は「山の民」と呼ばれていて、名の通り山の中で暮らしています。常に仮面を被っており、個々人の戦闘力は非常に高い設定な模様。また、剣以外でも吹き矢や鎌を扱って戦うことができ、彼らの狩猟採集での生活を想起させてくれます。
吉沢亮演じる嬴政が山の民に助力を乞いに山へふみ入る中、政の部下たちは「どうせ未開の野蛮人なんだから、いざという時には軍の統率された武力で…」と考えるのですが、断崖に構えられた王の居城を前にその考えが浅はかだったと知ります。正直この描写だけでキングダム最高だな、と思ってしまうくらいには、そういう描写が大好きです。
もちろん他にも最高ポイントはあって、例えば山の民の王を演じた長澤まさみ。仮面とボイスチェンジャーで登場したので、最初は予想もしておらず、ところが仮面を外したら長澤まさみの顔面……強キャラ感が天元突破しちゃって本当にびっくりした。その顔が、戦闘シーンでは太ももむき出しファンタジーアーマーで双刀ぶん回して敵の首を刎ねていく……。一番かっこよかったです。ぜひ見て欲しい。
嬴政の敵として出てくるのが、異母弟・成蟜。これを演じる本郷奏多の顔面がもう〜〜〜〜最高。最高の中でも最高……。本郷奏多のことは全く詳しくないのですが、成蟜の顔をしている本郷奏多は最高でした!!!!!
底意地が悪そうな顔面ってこういうのだよな…とうっとりしてしまった。
声もすごく性格悪そうで、それと小物感漂う上擦り方が同居していて、最高。
デコも出てたしな。大好きだよ。しょうがないよもう。
原作読んでないけど奥さんもいるんでしょう?最高じゃん……。成蟜受け、読みたいな……。
悪役が悪役として最後まで立っていて、そして正しく成敗される。王道の物語でしたね。
総括すると、吉沢亮に顔面ボコボコにされてる本郷奏多が見られるキングダム、大変良い映画でした。
背景美術もすごく良かったし、背景美術の資料集とか、出してくれないかな〜〜。衣装も近くで見たいな〜〜〜〜。