春コミおつかれさまでした!
ちょっと今回はイレギュラーというか…難しい時期だったかなと思いますけど、新刊既刊問わずお求めいただきありがとうございました。
通販はBOOTHで受付中です。ご利用ください。サンプルはこちらです。

暁の女神エンディングで、プレイ当時はネサラが生き延びて外交官になっていたことに安堵したりもしたんですけど、追々考えるにつけ、本当に良かったのか?それで?という問いと向き合わないわけにはいきませんでした。
生き延びたーーもしくは生かされたネサラの命は、何かへの保険にもなり得るのではないか?という仮定と、「裏切り」という概念が、2人の間に特別な符丁として君臨しうるのではないかという仮定が悪魔合体を果たした結果が今回の本です。
もっと具対的にいうと、裏切ってないのに裏切りになることがあるんじゃないかなとか、裏切りにポジティブなイメージを持たせることもできるんじゃないかなとか、そういうことを考えてました。
「俺はあんたを裏切るぞ」という宣言によって相手を警戒(あるいは期待)させることによって、最後まで寄り添った時でさえ「裏切ると言ったくせに」という背反が発生するという袋小路。
でもそれは、互いに幻想を抱き切れるからこそ成立する盟約なんですよね。
ネサラはティバーンのことを「いかなる時も闘争心に溢れ、安寧を退屈と認識する男」だと信じているし、ティバーンもネサラのことを「野心尽きぬ男、己の心臓を狙い喉笛を噛みちぎりうる敵」であれと望んでいる。
だからこそ「何か起こしてくれるはず」だと勝手に信じるし、信じるからこそ「裏切られた」と感じることができる。
今回の本ではその幻想をお互いに開示しあったところを描きました。

2人は死ぬまで互いを追い立てあって、魂を喰らいあって生きてくんだろうな〜と思っています。
それが私の幻想だから…。

すみません、ちょっと言い訳じみた感じになっちゃって…。
ただこれが2人の互いへの信仰心、その形なんだってことを、伝え切れてなくてもわかってほしいと思ってしたためてしまいました。
お楽しみいただけましたら幸いです。

次回参加イベントは4/12(日)全空の覇者14を予定しています。
グランブルーファンタジー/グランとシエテの新刊があると思います。
間隔が非常に短いのですが、2/26から十天衆のシナリオイベントが始まると聞いて、つい申し込んでしまいました。がんばります。
サークルカット、描いた絵を規定サイズにトリミングしたらシエテのトレードマーク触覚が切れてしまったのが遺憾ですけどどうしようもなかったです。


最近はKOFGと、関連で餓狼伝説をプレイしてます。因縁・憎悪でぐちゃぐちゃになった関係性の2人の男が出てくるので「これこれ! こういうのが欲しかったんだよ〜〜〜〜」って感じです。
KOFGの方はメインストーリーをクリアしたあたりです。KOFGだけでも2人の関わり合いの特殊性に気が狂いそうなのですが(ストーリー進めながら永遠に「どうして!?」て叫ぶ羽目になっていた)、スピンオフ?でこんなに「おかしい」のであれば本家の方もよっぽどなのでは!?と思うので、出来る限りそっちも追いかけていきたいと思います。
格闘ゲームがすこぶる苦手なので雲行きが…怪しいですけど……。