本日は不安定な天候の中、当サークルに足をお運びいただきありがとうございました。
拙作を手に取っていただいた皆様には少しでもお楽しみいただければ幸いです。
通販はboothにて、ご確認ください。

次回イベントは2/23 HARU COMIC CITY 26(東京)への参加を予定しています。
現時点では、FE/鷹鴉の構想があります。
詳細決まりましたら告知しますので、お待ちください。

なんか今日は延々といかに鈴木伸之が許せない男なのか、そしてジャム男への慈愛について介錯人と意見を交わしあってしまい、死にそびれました。逆に毎秒死んでた気もする。互いに互いの首をはねあっている。

以下、作業の変更点に関する備忘。
今回の新刊のトーン処理について、伽羅貘の方は60線/inchで、グラシエの方が85線/inchでと変えてみています。
絵柄の問題で主線が細くなりがちなので、85線の方がバランスがいいかもしれないなという実感がありました。60線だとトーンのドットの中に主線が埋もれる感覚があったので常々悩んでいたものがこれで解決しそうです。
次回は80線で入れてみるかもしれません。
アナログで漫画を描くことが主流だった頃には、トーンといえば60線、実際市場に出回っているものも大半が60線だったと記憶しています。
ただ、これがそのまま印刷されることはなく、印刷サイズより一回り大きく原稿を作成し、それを縮小して印刷することが主だったということをすっかり失念していました。つまり、アナログで60線で作成された原稿は印刷時に縮小され、線数も70-85に増える(縮小パーセンテージによる)ということです。
……というのをtwitterで読んだので、やってみました。
主線を太く描ければ解決したかもしれないのですが、よっぽど難しかったです。

なかなか「漫画ってどう描く?」みたいな話をする相手がいないので1人でコツコツやってます。
今後ともおつきあいのほどよろしくお願いいたします。

また直近12時間での告知になってしまったし、なんならこのブログの更新自体が3ヶ月ぶりですね。
もっとこう、グラブルとかザワとか十二国記とかの話をしていきたいので、10-11月は色々更新したいな〜という、気持ちはありつつ。
表題の件、告知です。

明日のスパーク2日目、西2ホールチ74aで広げてます。
頒布物は新刊2種と既刊1種です。全て32ページ、500円/冊です。
当方天候の影響を受けにくい上、いつもの売り子…というか介錯人にご一緒いただく予定なので、いつきていただいても大丈夫です。と思ったけど多分14時ごろには撤収済みだと思います。よろしくお願いします。
以下サンプル。

「白心」嘘喰い/伽羅貘(R18)
MMOゲーム・プロトポロスの闘技場で斑目との再会を果たした伽羅は、斑目がゲーム内で構築していた協力関係の一員となる。そこにはかつて斑目が持たなかったもの、そして伽羅が羨まなかったものがあった。

「さいわいを待つ」GBF/グラシエ
七星剣を覚醒させたグランの元に現れては 騒動を巻き起こして去っていくシエテ。
天星剣王を自称する彼は グランに七星剣のさらなる覚醒を促すが……。

サンプルの時点でお分りいただけると思うんですけど、グラブル、描画工数がやばくないです????? 剣も鎧も描けないのだが???
もともとファンタジー畑にいたとはいえ、鳥だの獅子だのは武器も防具も身につけませんので……。
しかも今回は嘘喰いの方でも(ちょっとだけ)鎧描いてるんだよな。なんでだろうな……現代日本ジャンルだと思ってたんだけどな……。

当日の諸連絡はTwitter【@zacoinfo】にて、また通販はboothにて。
お気をつけてお越しください。

というわけで、イベント当日はありがとうございました。
今回も無事に新刊が出せてよかったです。通販はこちらからご確認ください。
当日お手にとっていただいた方々、あるいはすでに通販ご利用いただいた方々には重ねてお礼申し上げます。
ナンバリングの3冊目として出している上で、当然のようにまだ続きます。お付き合いいただけますと幸いです。

なーんてさも普通ぶった挨拶してますけど、当日Twitterで大暴れしていたように、私今回サークルチケット忘れて一般入場してますからね……。その節はご迷惑をおかけいたしました。ごめんね。
同行をお願いしていた売り子のチケットも一緒くたに忘れ、あの雨の中を普通に並んでしまった。売り子を道連れにして………。えーん、もう何回もイベントに出ているのに初めて忘れました、もう絶対忘れないからな……! その上、知人への差し入れも忘れたしな、ボロボロでしたよ。
今その差し入れ食べながらこの記事を書いています。美味しいです。
次こそちゃんと完璧にこなしてみせますよ。もう原稿始めてるもんね。

次のイベントは10/14(月)のCOMIC CITY SPARK14、2日目になります。漫画ジャンルの日なので、嘘喰い/伽羅貘で出る予定です。
サークルカットはまだ描いてません…苦手なので……。
R18になるのか? ならないのか? まだわかっていないので書けないというのもあります。どうなるんですか…?
進捗はこちらで見守ることができます。
タイムラプス機能がめちゃくちゃ楽しくて、逐一撮影して見返してホホーン!てなってる。あれって実際の作業が1時間でも20秒とかに圧縮できてしまうので「現実でもこんだけのスピードで作業できればな…」と思わずにいられない(虚無)。

SPARKの1日目はゲームジャンルなので、一般で買い物に行きたいなと思っています。
グラブル、とうとうシエテを最終できたんですよ……。今まで以上にシエテへのみんなの感情を楽しむことができるんだなと思うと腕がなりますね(?)。その分自分もぐちゃぐちゃな感情で窒息してるわけですけど…まあ……。
本当にね…天星剣王の王の部分に引っかかるとは思ってなかったわけじゃないですか……。私の「王様が好き」っていうフラグがこんなところで回収されるとは……何の王なのかって剣の王でしたね、当然のように剣と対話してるので大変驚きました。どういうことなんですか? 本当に人間なの?

またシエテへの恐怖の感情が芽生えてきてしまったので、この辺でやめておきます。古戦場…頑張って走ろうな……。

CC東京143新刊情報です。
ティバーン×ネサラ「孵化する日 3」40ページです。

ネサラはまあまあベグニオンとうまくやっていけていたと思っていて、その関係性の一環として若かりし頃のルカンが出てくるなどします。あといつものようにモブがぼちぼち出てきます。捏造設定もモリモリです。鷹鴉も全然くっつきそうにないです。二人が停滞していても世界は寿命の短いベオクの支配下で動いていくのでどんどんぐちゃぐちゃになっていくわけですよ。そういうアレです。

というわけで、告知が当日になってしまいましたが、よろしくお願いします。
既刊は「孵化する日1」「2」とスクネサ「夜の底で見る夢」を持っていきます。
イベント中情報は twitter【@zacoinfo】からご確認ください。

2019/7/14 COMIC CITY 143にFE鷹鴉で申し込みました。
「孵化する日3」が出ます。全年齢です。
本当に「鷹鴉」なのか?という疑いが拭い去れない構成ですが、引き続き蒼炎/セリノスの悲劇以前を捏造しています。

今回、若い頃のルカンを描くにあたって、何しろ蒼炎の20年前だから青年なんだよなと思って設定資料集を見てたんですが、前髪一房降りてるオールバックなんですね……。つい髪型そのまま顔だけ若い感じで描いてしまいました。
というあれこれや進捗を、qoty で公開したりしなかったりしています。
脱稿したらサンプルをあげにきます。

そのあとのイベントとしては、一応10月のSPARK14に申し込みました。ジャンルは未定です。決まったら告知します。

***

キングダム見ました。
キンプリだかプリレだかを映画館に観に行ったときにCMが流れていて、ああ吉沢亮は動いていても顔がいいんだなあ…という感想と、もともと中華な歴史や背景美術が好きなのもあって(蒼穹の昴や十二国記、シュトヘルもこのくくりに入れている)、機会があったら見たいな〜と思っていました。
原作の漫画やアニメは一切見ていないので、それらと比較することはできませんが、一本の映画・物語として捉えた場合ではかなりいい出来だったんじゃないかなと思います。

中華の何が好きって辺境異民族との共生あるいは戦争です。異なる存在をどう捉えるのか、どう扱うのか、なぜそうなのか、そういう概念に心惹かれるからです。衣食住どれをとっても同じことがない、だけど心や体は同じように持っている。文化に優劣はなく、洗練も野蛮もあり得ないのに、あると思ってしまうこと。実は「ない」のだと気づくこと。いろいろな壁を乗り越えた先に、ひとりの人間同士として向き合うことができたとき、そこにあるものは何なのか。
それが何であれ、生じるのはロマンだと思うんですよね…だから人外ホモが好き…。

なので、キングダムにも辺境異民族がいてくれて、とても嬉しい。
作中の異民族は「山の民」と呼ばれていて、名の通り山の中で暮らしています。常に仮面を被っており、個々人の戦闘力は非常に高い設定な模様。また、剣以外でも吹き矢や鎌を扱って戦うことができ、彼らの狩猟採集での生活を想起させてくれます。
吉沢亮演じる嬴政が山の民に助力を乞いに山へふみ入る中、政の部下たちは「どうせ未開の野蛮人なんだから、いざという時には軍の統率された武力で…」と考えるのですが、断崖に構えられた王の居城を前にその考えが浅はかだったと知ります。正直この描写だけでキングダム最高だな、と思ってしまうくらいには、そういう描写が大好きです。

もちろん他にも最高ポイントはあって、例えば山の民の王を演じた長澤まさみ。仮面とボイスチェンジャーで登場したので、最初は予想もしておらず、ところが仮面を外したら長澤まさみの顔面……強キャラ感が天元突破しちゃって本当にびっくりした。その顔が、戦闘シーンでは太ももむき出しファンタジーアーマーで双刀ぶん回して敵の首を刎ねていく……。一番かっこよかったです。ぜひ見て欲しい。

嬴政の敵として出てくるのが、異母弟・成蟜。これを演じる本郷奏多の顔面がもう〜〜〜〜最高。最高の中でも最高……。本郷奏多のことは全く詳しくないのですが、成蟜の顔をしている本郷奏多は最高でした!!!!!
底意地が悪そうな顔面ってこういうのだよな…とうっとりしてしまった。
声もすごく性格悪そうで、それと小物感漂う上擦り方が同居していて、最高。
デコも出てたしな。大好きだよ。しょうがないよもう。
原作読んでないけど奥さんもいるんでしょう?最高じゃん……。成蟜受け、読みたいな……。

悪役が悪役として最後まで立っていて、そして正しく成敗される。王道の物語でしたね。
総括すると、吉沢亮に顔面ボコボコにされてる本郷奏多が見られるキングダム、大変良い映画でした。
背景美術もすごく良かったし、背景美術の資料集とか、出してくれないかな〜〜。衣装も近くで見たいな〜〜〜〜。

春コミお疲れ様でした。当サークルスペースにお立ち寄りくださった皆様に感謝申し上げます。普段は全く一人で漫画を描いているのですが、イベントに出ると見てくださる方や手にとってくれる方がいらっしゃって、このCPの二人は架空だけど架空じゃないんだな…と感慨深い思いになります。
新刊2種の通販を開始しました。boothにてご確認ください。

今後の予定については、スパコミ(5月)どうしようかなと延々悩んでいましたが、悩んでいる間に定員オーバーしたっぽくて強制的に参加見送りになりました。しょうがないね。
次はこういう内容の本を出したいな〜という考えがそれぞれのCPであって、ただ私の腕は1セットしかないので、どの順番で出すかというのが悩みどころです。
これまで1年に3-4冊くらい出しているので、今年はあと6月くらいに1回と、10月くらいに1回と出られたらバランスはいいのかもしれない。
ただ、スパーク(10月)がもともとオールジャンルを1日でまとめて開いてくれてて、漫画ジャンルとゲームジャンルまたいで活動している身には非常にありがたかったんですけど、今年は会場の問題から2日間開催になり、漫画ジャンルの日とゲームジャンルの日に分かれてしまうようで、どのジャンルで出るのかでかなり状況が変わってしまうな…と思ってこちらもいまいち決めかねています。2日とも出るのはどう考えても体力的にしんどいもんな。
こんなことならイベントに出ないで通販だけやるのも悪くないなとは思っています。本は出したいので…。

とはいえ半年先のことなんてわかるわけないじゃん? 今まさにグラブルでボコボコにされてるけど、1年ちょっと前にはグラブルのグの字も知らなかったわけだし…(昨日システムで確認したらプレイ開始から365日目だった。怖い)
【000】はベリアルが出てくるシーズンイベントの3作目にして完結編のタイトルです。
今、前編と後編の間のインターバル期間中で、これは前編でズタズタにされた精神を少しでも回復しておけという公式の心遣いなのでしょうか? むしろ感情の見つめ直しが進んで、より傷が深くなってるぞ。
グラブルやってよ!!! 私と一緒に死んでくれ!!!!! と懇願して回ったのも虚しく、知人は誰もグラブルを始めてくれない。興味がないものがしょうがないし、逆に考えるとネタバレ注意する必要がないということだと思いますので、以下あらすじと感想です。

【あらすじ】
よくわからん。
いや、だって難しいんだよ概念がよ…。
『どうして空は蒼いのか』→天司サンダルフォンが【厄災】を引き起こす。
『失楽園』(ど空蒼2)→【厄災】後、サンダルフォンが繭で眠らされている中、天司長ルシフェルが殺される。色々あってサンダルフォンは天司長の役割を引き継ぐ。
『000』(ど空蒼3)→???
天司:グラブル世界の元素(火、風、土、水など)を司る概念。星の民によって作られた存在。
星の民:かつて空の民(主人公たちが含まれる種族)を襲い、覇空戦争を引き起こした異種民族。今ではほぼ姿を見せない。星の民ルシファーはルシフェルや他の天司を作り出し、それぞれ元素を管理させた。
ベリアルもルシファーに作り出された天司のひとり。【狡知】を司るとされる。
先述の四元素を司る四大天司やルシフェル、ベリアルはヒトと並ぶ知能を備えたが、彼ら以降に生まれた天司らは、作られる際に持ちうる知能に制限を受けている。また、より下位の存在として星晶獣が作られているが、これは意思が薄かったり、欲求に抗えなかったりするなど、より制限が強い様子。星晶獣は星の民が対空の民の兵器として作ったものとされているため、破壊行動に引きずられる側面が大きい。
ちなみにサンダルフォンはルシフェルが作ったので少し枠が違う。

そもそもの始まりは星の民の研究者ルシファーが天司を作ったことまで遡るのですが、「なぜ作ったのか」についてが『000』で語られているわけで…。
端的にいうと「世界を滅ぼすため」になるという、こう、スケールがでかい男ですよファーさんは。
ファーさんが世界を滅ぼすためにしていたこと、あれこれ手伝って、世界を滅ぼすことが何を意味するのかも全部わかっていたっていうのがベリアルだったということが、000前編で判明してしまいました。ベリアルはずっとファーさんの望みのために動き続けてきたわけですね、『失楽園』で初登場して我々プレイヤーのど肝を抜きまくったあの言動、全部ファーさんのためだったんですよ。
ていうかベリアルはファーさんが作ったわけだから、あの性格というか生き方全部ファーさんが設定した? の? アイヤー…
こわ…
そしてファーさんは2000年前に一度死んでいるんですよね。ルシフェルらの反乱によって。そのあとも天司たちは生き続け、空の世界を存続させてたわけですよ。そんな中で、ベリアル。ファーさんが死んだあと2000年経って出てきて、ルシフェルの体を強奪しファーさんの首とつなぎ合わせ、ファーさんの望む終末を一緒に見ようと頑張ってるお前。
ベリアルはファーさんの昔の協力者バブさんと再会し、SEKAI NO OWARIに向けた取り組みを始めたわけですが(ルシフェルを殺したのはバブさん)、ファーさんと一緒に世界が終わる様を見届けるんだ、というのが今わかっているベリアルの望みなわけで。
いや、あの、ちょっと、健気がすぎませんか? 一途ってこういうこと? 2000年間待ち続けた男なわけ?
攻めじゃん……
念願叶ってファーさんは目を覚まし、終末に向けた最後の手を取ろうとします。主人公やサンダルフォンはこれを止めるべくファーさんを追おうとしますが、そうは問屋が卸さない、ベリアルは「2000年待ってた俺を置いてお前たちがファーさんを追うのか?」と立ちふさがるわけです。
感情、重……
そんな…そんな数字出されたら誰も勝てないじゃん……
『000』になって突然2000という数字が飛び出てきて、凶悪な使われ方をしているので完全に震え上がっている。
ルシフェルの反乱の後、ファーさんと一緒にベリアルも姿を消していたんですけど、天司はみんなベリアルも死んだものだと思ってたみたいなんですよね。天司は有事の際には人の姿をとりますが、通常時では姿なく世界の空気として蔓延しているものらしく、世界のどこかに同類がいればそうと感じることができるようです。でも誰もベリアルのことを感知できなかった。気配を消すことは可能でも、2000年もの間続けることは並大抵のことではなく、「人間でいえば不眠のようなもの」と言われています。
2000年の不眠、2000年の我慢、2000年の、……。

2000年の重みですでにあっぷあっぷなんですけど、こんなのはまだまだしんどさの一要素にしか過ぎなくて、天司/星晶獣の幸せとは?とか、生きる意味の問いかけとか、受け入れてしまうことの罪深さとか、様々な概念でボコボコにされています。
ベリアルの人間性(人間じゃないけど)も、行きずりの女をさっくり殺してしまうとか、自分が仲間に引き込み、慕ってくれていた後期天司へのあの仕打ちとか、そういうもので大興奮&&大打撃。わ、わかってたのに〜こういう奴だってわかってたのに〜わかってたから好きになって、本当にその通りで予想できてたのに防御できずに結局ボコボコ。
前編だけでこんなことになってるのに、後編が始まってしまったら私たち一体どうなるの?

薄目で読んでたのに眼球飛び出た名台詞
「頼むよ、俺の救世主」
これを超える台詞がまた出てきてしまうのか?
オタクは何回死ねばいいのか。

グランブルーファンタジー『どうして空は蒼いのかPart.Ⅲ』【000】後編は3/7(木)17:00スタートです。

当サイトトップページのオフライン情報を更新しました。
春コミ情報のアップデートと、なぜか抜け漏れていたスクネサ既刊の追加です。

新刊2種になりました。

前回記事でご紹介した鷹鴉新刊と、我慢できずにしたためてしまった嘘喰い/梶フロ小説(未完)です。小説はこのサイトで色々書いているわりには紙媒体に落としたことがなかったので、やってみることにしました。
「悪い男(準備号)」A5サイズ28ページ300円になります。
ご興味があれば、どうぞ。

とは言え、前回の嘘喰い本が伽羅貘だったところを、梶フロとは突然どうした?感が否めないと思います。ただし突然どうにかなるのは大変得意なのでご容赦ください。
梶フロは、嘘喰いに登場する梶隆臣とフロイド・リーのCPです。2人は色々あって34巻でタイマン張ることになってます。まずはそういう接点です。タイマンといっても、前に書いている通り、嘘喰いはギャンブル漫画なので、勝負の内容はギャンブルです。まあ日本刀振りかざしたり拳銃奪いあったりする命張ったゲームなんですけど…。
梶くんは斑目の仲間で、斑目のチームメンバーとしてゲームに参加してます。一方フロイドは斑目の敵対者ラロのチームで出てきます。対立は必然です。
それでこのフロイド・リーという男、どうしても独特で、つい深掘りしたくなっちゃうんですよね……。

まず嘘喰いは、斑目(と梶くん)が主人公なんですが、彼らはギャンブルを取り仕切る組織・倶楽部賭郎と深く関わり合ってます。賭郎には「会員」(ギャンブルをする人)と「立会人」(ギャンブルを仕切る人)と、そのほか大勢(立会人を補佐する人たち等)が属しており、なんなら作中の主要登場人物は大半が賭郎所属なんじゃないか?ってくらい、賭郎関係者が出てきます。斑目と梶くんは会員の立場に当たります。ちなみに伽羅さんは(元)立会人です。
一方、ラロは賭郎の持つ巨大利権に目をつけた外部の人間です。乗っ取りを目論み、賭郎へのコンタクトを続けています。会員権を得たり、賭郎のボスに挑む権利を得ようと画策します(ボスに勝つと、次のボスになることができる)。
しかし、ラロが協力者としたフロイドは、賭郎にまつわる情報を欲しはするものの、賭郎内部に食い込むことを目的とはしていないんですよ。彼は情報屋なので、賭郎が色々な秘密を持っていそうだと目をつけてはいたものの、特別ギャンブルに興味があったりするわけではなさそうなんですよね。
世界には色々な情報源がある中で、賭郎もその中の一つ。興味こそあれ執心して追うほどではない、という距離感が、作中ではなかなか稀なのではないかな?と思います。ラロの手引きで賭郎との窓口が開き、立会人相手に喜びを隠さない様子は大変かわいいです。
ちなみに情報だなんてふわっとした言い方しましたけど、国家機密とか何とかそういう陰謀めいたネタを集め、人の業を暴くことを悦びとする人間です。そして暴いたら用無しなので売っぱらってしまいます。どちらかというと陰謀屋さんですね。
そしてラロの協力者というわりには、ラロが束ねる組織(アイデアル)に所属しているわけではなく、あくまで外注さんの立場なわけです。また、作中での登場機会も、先述のタイマンと、物語終盤に賭郎から陰謀の暴露を依頼される(そして達成する)というスポット具合。
ウゥン、暴きたい……。
この情報の少なさこそが魅力だと思います。少ないけれど、たとえばどんな生き方をしているのかとか、価値判断の基準は何かとか、そういった人間性の芯になる部分は明らかになっているので、隙間を埋めていけばフロイド・リーという人間を解き明かせるのではないか?と思ってしまって、ついズルズルと彼について考えて続けているという状態です。
いや、実際情報はめちゃくちゃ少ないですよ。名前はおそらく偽名だし、生まれ育ちはおろか、ラロ以外との人間関係は出てこないし。ただそんなことは問題じゃないんですよね。彼がどう生きるのか、それが知りたいだけなので。過去も未来も余人も影響し得ない、彼の真ん中を見たいんですよ。それが錯覚であれ、見えそうだと思えてしまう、その隙のようなものに飛びついてしまうオタクの業です。暗闇の中でうっすら開いている押し入れは怖いけれどのぞいてしまうので。

そんなフロイドは梶くんとゲームした結果、敗北し、そこで何か気づきを得るんですよね。どんな気づきかというのは、ここでサックリ述べてしまうのはあまりに勿体無いので、本なり何なりに組み込みたいなと思っているのですが。
価値観のスイッチを捻ることになったとか、梶くんの中に自分が選ばなかった道を見たとか、そういうイメージでいます。
そんなわけで、フロイドは梶くんをどうやら特別に思っているみたいだぞ、ということがわかっているので、その特別感を表現するために当方では梶フロという表記を用いています。

梶くんも斑目に振り回されて随分男前になりましたし、フロイドに負けない精神力というか、強さを手に入れているので、太刀打ちできると思うんですよ。
フロイドと戦ったことでまたひとつ別の強さも手に入れたようですし。梶くんが得たものも随分大きかったのではないかな?と思うのは贔屓目でしょうか。
何にせよ、世間擦れしてるくせに浮世離れしたおじさんは、さっさと地面に引き摺り下ろしてボコボコにしてやらなきゃな………。
フロイドは陰謀を暴くために梶くんに協力してほしいと言ってるんですけど、なんか、私は疑ってますよ…本当に梶くんじゃなきゃダメだったのか…?と…。利用できる日本人だったら、誰でも良かったのでは…?と……。
特別な存在だと思っていることと、駒として利用することは両立できると思うんですよね。ネサラも大事な存在であるはずのリュシオンを一度売り飛ばして、料金受け取ってから奪い返してボロ儲けしようとしてますし。
そんな疑いの中で梶くんにはフロイドのどうしても顧みさせられてしまう胸の内の棘として生き抜いてもらいたいなあと考えています。これは私の願望です。

あーあ、雑魚ちゃん、自分のあり方を自覚して金儲けにつなげる意地のある男、大好きなんだろうな(他人事)。
自分と社会の折り合いをつけるのが妙にうまい男、好きなんだよなあ。でも身近なひとりの男とだけは折り合いをつけられないどうしようもなさが、もっと好きなんだよね。

と、いうことで、春コミでは鷹鴉に加えて梶フロのご挨拶が本になります。どちらも全年齢です。何卒よしなに。

2/24(日)HARU COMIC CITY向け新刊脱稿してます。
『孵化する日2』ティバーン×ネサラ(未成立)、B5サイズ40ページ。
ネサラの即位まわりを中心に、血の誓約を絡めながら解釈(捏造)する内容になっています。
配置は東5ホールほ06bです。
以下本文サンプル。

ロゴに変更を加えました。
純情ロマンチカの雰囲気を感じてしまい、ちょっと笑ってる。
数字のフォントのせいか?






今回『2』と銘打つ中で、鴉と鷺、鷹と鷺、鷹と鴉、鴉同士、鷹同士の関係を示しています。





ナンバリングしてある通り、前回の『孵化する日』から続いた内容になっています。当日は『孵化する日』ほか各種鷹鴉既刊を持ち込みます。
鷹鴉R18既刊『待人』およびスクネサひとりアンソロ『いい国つくろうスクネサランド』は残部僅少となりますので、今回の春コミをもって頒布終了といたします。鷹鴉以外の既刊はスクネサランドのみの持ち込みとなります。もしもご希望の他CP既刊がございましたら、当HPトップページに設置しているメールフォームフォームか、Twitter(@zacoinfo)よりご相談ください。

『孵化する日』に関しては、おそらくもう少しナンバリングを続けていくことになると思います。蒼炎頃まででいくつか解釈し、繋げておきたい概念があるので、取り組んでいければいいなと。
蒼炎発売からなかなかの年月が経つ中で、わたし個人が原作から受け取り、直感したティバーンやネサラの過去、関係について、ずっと表に出すことなくボンヤリ抽象的にした状態で本を出すなどしてきましたが、向き合う時がきたなと唐突に思ったため、こんなことになっています。
このあとセリノスは滅びを迎えるし、フェニキスとキルヴァスは決定的に仲違いするし、ベグニオンは介入度を高めてくるし、みんなドツボにはまっていく。何もいいことがないのがわかっているので、あまり…手を出したく…ないんですけど…。でも朽ちた森に立ち尽くす鴉王、見たいじゃないですか……。そしてその立ち位置は、いずれ鷹王が直面することになるものなんですよ…。業が深い(と書いてエモいと読む)。
「救われてほしい」という言葉を深く考えずに放り出してしまうことが多いですが、本当に救われてほしいのは誰で、何が救いで、それがどうもたらされるのか。わたしなりに考え、示していきたいと思っています。

どうしてこれを今言うのか? それは今が脱稿後で脳が一番ホカホカしている時期だからです。みんなはイベント後に初めてわたしの本を読むのに、わたしはもう1000回セリフチェックで読み返しているので(それだけチェックしてもミスが残るのはな〜んでだ?)、タイムラグが生じてしまうんですよね。
基本的にイベント当日には脱稿してから丸々1ヶ月経ってるんですよ。優良入稿オタクなので。

ところで春コミ、ミスフルのプチオンリーがあるんですけど、どうしたんですか!? どうしたと言うか、あの、いや、嬉しいです。
その告知を見て久々に読み返したら、自前の性癖が変わっていたのか、かつてハマっていたCPとは違うところに足を取られて捻挫しました。片割れは同じだったので大した違いではないんですけど…。捕×投、概念が性癖すぎる。とはいえ一番概念的に「受け」なのは遊撃手だと思います、内野の要、俊敏さ・器用さのイメージ、一種の独立性。

……。

あの……。

『群青にサイレン』なんですけど……。

この書き出しからほとばしる出落ち感よ。
すみません、群サイへのお気持ちはまた後日エントリーを分けて書きたいと思います。連載中の作品で掲載誌移籍して2/4から連載再開とのことです。高校野球の部活ものなんですけど、同人誌で見た!みたいな感情でボコボコにされます。そのため、野球マンガだぞ〜の気持ちで読むと、そこまで野球はしていない。今日(2/3)いっぱいまで現行公開分全てweb上で見れるのでとりあえずtwitterで検索かけて見つけるのがいいんじゃないでしょうか。嘘喰いの時もこんな感じでズタズタになったので、こういうマーケティングが今後流行していくのかな(すでに流行真っ只中という感はある)。
今は新しいキャッチャーが登場して、こいつがオカン属性放り込んできたので、攻めだな…と見守っているところです。すみません本当に、まず受けとか攻めとかいうの、正しくないとはわかっています。ただ端的に概念を述べるときに非常に使いやすいので…つい…やってしまうんですよね、語彙に乏しいせいでこんなことに。

月初にこんな感情爆弾をぶつけられ、月末にはグラブル恐怖のシーズンイベント(※ベリアルが出てくる)も迫っているので、どうなってしまうのか2月。生きて3月を迎えることができるのか。
とりあえず、2月中にまたブログ更新できたらいいなと思っています。

2019年、あけましておめでとうございます。
今年も一年間、特に大きな動きはないと思いますが、何卒お付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。

直近のイベント参加は、
2019年2月24日のHARU COMIC CITY を予定しております。
参加ジャンルはFE10(鷹鴉)、全年齢新刊を用意中です。
前回の鷹鴉本『孵化する日』の続きです。ネサラの即位あたりをネチネチ捏造しています。
サークルカットは下記です。

本ができましたらまたご連絡いたします。

久々に当サイトのコンテンツに手を加えまして、MEMOページ にトピックを追加いたしました。上が古いトピック、下が新しいトピックの並びになっています。
更新内容は血の誓約に関する情報の整理および解釈になります。新刊にも関連する要素が含まれますので、必要があると思ってまとめてみました。血の誓約に関してはネサラという人物についても、鷹鴉ほか関係性においても重要な項目だと捉えているので、折を見てよりふさわしい形式に整えたいと考えています。が、取り急ぎ現在はこの形で置いておかせてください。

春コミ以降のイベントに関しては、鷹鴉でもう何冊かは出すことになると思います。セリノスの大虐殺のあたりも色々思うところはあるので…
王様がグラグラしている様を考えるとこっちの胸も苦しくなってくるのですが、この人は時々妙に潔いところがあると思うので、すぐにケツをまくった態度になる気がする、その少しだけ浮いている隙のような部分を、なんとかして大事にしていきたいと思っています。

少し時間が経ってしまいましたが、参加者の皆様お疲れ様でした。本を手に取ってくださった方、お声がけくださった方、ありがとうございました。何か少しでも御心に残るような本であれば幸いです。

いつもどおりboothにて通販開始しておりますので、ご興味おありの方はご確認いただければと存じます。よろしくお願いいたします。

次回参加イベントは2/24の春コミを予定しています。ジャンルは未定ですが…描きたいもの、各ジャンルでいっぱいあるので整理して考えて決めます。

はじめて嘘喰いで参加して、机上4/5が峨マルだったりしましたが(もともと峨マルで参加するつもりで峨マル新刊も先に仕上がっていたので)、色々な同人女がいるんだなあと改めて感じた日でした。プチオンリーが開かれていたこともあってか賑わいもひとしおで、夜の飲み会(人間はそれをアフターと呼ぶのでは?)にも参加させてもらって、ジャンル色とか傾向とか教えてもらってきました。とても勉強になりました。その節はありがとうございました。

ところで久しぶり?に2冊新刊を出すことができたので我ながらよくやったなと思っています(前回のスパコミから時間があったことも大きい要因ではありますが)。同人活動においてもカナメはToDo管理だと思っていて、どうやって管理するのがいいか、何かいいアプリはないのか、結構探していて、今回【trello】というアプリ?プラットフォーム?を活用してうまいことできたので、少しご紹介させてください。

↑アプリトップはこんな感じ、一冊ごとに「ボード」を新規作成して管理していくことにしました。

このボードに「リスト」を作り、リストの中の「カード」でタスクの1つ1つを管理します。

プロットもここでほぼ完成する。コマ割り〜ネームは紙で作業しているので、いつかこれもデジタル移行したいけど、作業スペースの特性上どうしても難しい気がする。

ちなみにリストの分類はこんな感じ。タスクのジャンルではなく、進行度合いで管理しています。いわゆるカンバン方式という奴…もともとカンバン方式アプリを探していて見つけたアプリなので、多分これは正し目の使い方のはず。

最も重要なケツ、入稿予定日はカードの詳細情報で設定。ここでカードごとにラベル設定できるので、タスクのジャンル分けもできる。


推敲、仕様決定のプロセスやメモ、ひとり会議のlogも残る。

タスクのスタート時、終了時にはカードをリスト間で移動。これが1番めんどいので結構怠ってしまうが困らないので気にしなくていい気がする(doingが埋もれない程度には移動させる)。

こんな感じで作業していて、割と気に入ったので今後も使っていきたいと思います。春コミどうしようかなーーーーー!!!というわけで、また2月にお会いできれば嬉しいです。さよなら。

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