オエッ。
嘘喰いの話なんですけど。
読みましたか? ヤンジャン公式で期間限定で全話無料公開されています。
タダより高いものはないんですねぇ、ホイホイ読みに行って想定外のハマり方して結果いま電子書籍を買い集めてるわけですが。
序盤はなんかパチスロがどうとか闇金の借金がどうとかみたいなスケール感で始まって、小市民的なギャンブルマンガ(悪口)なのかな〜ってすごくナメた姿勢で読んでたんですけど、途中から方向性が変わって輝き始めるんですよ。
具体的には、廃ビルから大金抱えて逃げ出せたらそのお金全部あげるよ!ただしこっちは人体改造した最強の傭兵使って脱出を阻止=殺しにいくけどね!!というあたりから…その…なんというか……
それはギャンブルではないのでは…?
そんなこんなでギャンブルシーンと大立ち回りの暴力シーンが同じくらいの熱量で描かれるようになってからが本番です。
中立の立場でギャンブルを取り仕切り、負けた側からの取り立てもきっちりこなす「倶楽部賭郎」の人員が黒服着込んでウジャウジャ出てきて!
賭郎の乗っ取りや排除を目論む外部勢力から送られてくる刺客と戦い!
テロリスト、ヤクザ、マフィア、国家権力、そのほか諸々とやっぱり戦い!!
殺したり殺されたり殺しあったり!!!!
その間に主人公がギャンブルしたり。
主人公(斑目獏)はギャンブルパートの担い手で、基本的に激弱なので暴力パートそのものにはほとんど加担しないのですが、暴力はギャンブルに付随しているので暴力パートの動機は超作ってます。
斑目獏はバリバリの頭脳派で、そもそもこの漫画は斑目獏がギャンブルで勝ち上がっててっぺん目指すぜ的なのが主題なので、彼を取り巻く仲間たちが障壁をボコボコにぶちのめしてくれるのが暴力パートでもあり、そのためギャンブラー本人様が弱くても全然大丈夫なんですね。大丈夫なんですよ。本当か?
※本当はあんまり大丈夫ではない。
でね。
ホモの話なんですけどね。
年々性癖に素直になってるというか…あけすけというか…自我が芽生えてきて…こう……抗えなくなってるなって……自覚はすごくあるんですけど……
伽羅貘なんですよね……。
もうこれはなんというか、体格差!共闘!相思相愛!!とか
まーた顔に傷のある男が攻めだよ!!とか
顔がいいとブスの間を光速で反復横跳びするタイプの受けだねとか
攻めのケツでっかいな〜〜〜おっぱいもでかいな〜〜〜とか
言うだけ虚しい、好きに決まってんじゃん、うるさいな!!!!!
受けを攻めの上に乗っけたり、攻めのお乳でパイズリさせたり、攻めのお尻をモチモチしたり、
もういい!もういいだろ!!
ゲロ。
いや……
私の性癖は置いておいても、闘技場で攻めの勝利に手持ちの全財産一点張りする受けとか、その前に「お前が望む勝ち方をする」って宣言しちゃう攻めとか、そんなん見せられて黙ってられんでしょって。相思相愛がすぎる。
伽羅さんは暴力で、斑目はギャンブルでというそれぞれ別のフィールドにいて、2人は「永遠に勝ち続けることなんてできない」という共通の価値観を持ちつつ、「だけど自分は勝ち続けることができる!」と宣言しあった経緯があるんですよ。
最初は立場の違いから表だっての協力関係は結べなかったのですが、伽羅さんは作中で明確に斑目に惹かれていて、斑目がより大きな勝負の場に立てるようにさりげなく手を貸してみたりするいじらしいところがあったりして。
そんなこんなでまた立場が変わって共闘できるようになってからは伽羅さんの優しさ?や暴力が大爆発して「人使いが荒いぞ」なんて言いながら大喜びで全力の暴力サポートを捧げるわけですね。
そうして構築された自分(暴力)が勝てば相手(賭)の勝ちにつながる(逆も然り)という関係性、強いにもほどがある。
こんなドンピシャ性癖が包まれた漫画だなんて知らなかったんだよ〜〜〜!!!
どうしてくれんだよ〜〜〜〜!!!!
どうしたらいいんだよ!!!!!!!!!!
しかも攻めの顔の傷、受けが原因だよ?こんなことってある???
えーんえーん。