春コミお疲れ様でした。当サークルスペースにお立ち寄りくださった皆様に感謝申し上げます。普段は全く一人で漫画を描いているのですが、イベントに出ると見てくださる方や手にとってくれる方がいらっしゃって、このCPの二人は架空だけど架空じゃないんだな…と感慨深い思いになります。
新刊2種の通販を開始しました。boothにてご確認ください。
今後の予定については、スパコミ(5月)どうしようかなと延々悩んでいましたが、悩んでいる間に定員オーバーしたっぽくて強制的に参加見送りになりました。しょうがないね。
次はこういう内容の本を出したいな〜という考えがそれぞれのCPであって、ただ私の腕は1セットしかないので、どの順番で出すかというのが悩みどころです。
これまで1年に3-4冊くらい出しているので、今年はあと6月くらいに1回と、10月くらいに1回と出られたらバランスはいいのかもしれない。
ただ、スパーク(10月)がもともとオールジャンルを1日でまとめて開いてくれてて、漫画ジャンルとゲームジャンルまたいで活動している身には非常にありがたかったんですけど、今年は会場の問題から2日間開催になり、漫画ジャンルの日とゲームジャンルの日に分かれてしまうようで、どのジャンルで出るのかでかなり状況が変わってしまうな…と思ってこちらもいまいち決めかねています。2日とも出るのはどう考えても体力的にしんどいもんな。
こんなことならイベントに出ないで通販だけやるのも悪くないなとは思っています。本は出したいので…。
とはいえ半年先のことなんてわかるわけないじゃん? 今まさにグラブルでボコボコにされてるけど、1年ちょっと前にはグラブルのグの字も知らなかったわけだし…(昨日システムで確認したらプレイ開始から365日目だった。怖い)
【000】はベリアルが出てくるシーズンイベントの3作目にして完結編のタイトルです。
今、前編と後編の間のインターバル期間中で、これは前編でズタズタにされた精神を少しでも回復しておけという公式の心遣いなのでしょうか? むしろ感情の見つめ直しが進んで、より傷が深くなってるぞ。
グラブルやってよ!!! 私と一緒に死んでくれ!!!!! と懇願して回ったのも虚しく、知人は誰もグラブルを始めてくれない。興味がないものがしょうがないし、逆に考えるとネタバレ注意する必要がないということだと思いますので、以下あらすじと感想です。
【あらすじ】
よくわからん。
いや、だって難しいんだよ概念がよ…。
『どうして空は蒼いのか』→天司サンダルフォンが【厄災】を引き起こす。
『失楽園』(ど空蒼2)→【厄災】後、サンダルフォンが繭で眠らされている中、天司長ルシフェルが殺される。色々あってサンダルフォンは天司長の役割を引き継ぐ。
『000』(ど空蒼3)→???
天司:グラブル世界の元素(火、風、土、水など)を司る概念。星の民によって作られた存在。
星の民:かつて空の民(主人公たちが含まれる種族)を襲い、覇空戦争を引き起こした異種民族。今ではほぼ姿を見せない。星の民ルシファーはルシフェルや他の天司を作り出し、それぞれ元素を管理させた。
ベリアルもルシファーに作り出された天司のひとり。【狡知】を司るとされる。
先述の四元素を司る四大天司やルシフェル、ベリアルはヒトと並ぶ知能を備えたが、彼ら以降に生まれた天司らは、作られる際に持ちうる知能に制限を受けている。また、より下位の存在として星晶獣が作られているが、これは意思が薄かったり、欲求に抗えなかったりするなど、より制限が強い様子。星晶獣は星の民が対空の民の兵器として作ったものとされているため、破壊行動に引きずられる側面が大きい。
ちなみにサンダルフォンはルシフェルが作ったので少し枠が違う。
そもそもの始まりは星の民の研究者ルシファーが天司を作ったことまで遡るのですが、「なぜ作ったのか」についてが『000』で語られているわけで…。
端的にいうと「世界を滅ぼすため」になるという、こう、スケールがでかい男ですよファーさんは。
ファーさんが世界を滅ぼすためにしていたこと、あれこれ手伝って、世界を滅ぼすことが何を意味するのかも全部わかっていたっていうのがベリアルだったということが、000前編で判明してしまいました。ベリアルはずっとファーさんの望みのために動き続けてきたわけですね、『失楽園』で初登場して我々プレイヤーのど肝を抜きまくったあの言動、全部ファーさんのためだったんですよ。
ていうかベリアルはファーさんが作ったわけだから、あの性格というか生き方全部ファーさんが設定した? の? アイヤー…
こわ…
そしてファーさんは2000年前に一度死んでいるんですよね。ルシフェルらの反乱によって。そのあとも天司たちは生き続け、空の世界を存続させてたわけですよ。そんな中で、ベリアル。ファーさんが死んだあと2000年経って出てきて、ルシフェルの体を強奪しファーさんの首とつなぎ合わせ、ファーさんの望む終末を一緒に見ようと頑張ってるお前。
ベリアルはファーさんの昔の協力者バブさんと再会し、SEKAI NO OWARIに向けた取り組みを始めたわけですが(ルシフェルを殺したのはバブさん)、ファーさんと一緒に世界が終わる様を見届けるんだ、というのが今わかっているベリアルの望みなわけで。
いや、あの、ちょっと、健気がすぎませんか? 一途ってこういうこと? 2000年間待ち続けた男なわけ?
攻めじゃん……
念願叶ってファーさんは目を覚まし、終末に向けた最後の手を取ろうとします。主人公やサンダルフォンはこれを止めるべくファーさんを追おうとしますが、そうは問屋が卸さない、ベリアルは「2000年待ってた俺を置いてお前たちがファーさんを追うのか?」と立ちふさがるわけです。
感情、重……
そんな…そんな数字出されたら誰も勝てないじゃん……
『000』になって突然2000という数字が飛び出てきて、凶悪な使われ方をしているので完全に震え上がっている。
ルシフェルの反乱の後、ファーさんと一緒にベリアルも姿を消していたんですけど、天司はみんなベリアルも死んだものだと思ってたみたいなんですよね。天司は有事の際には人の姿をとりますが、通常時では姿なく世界の空気として蔓延しているものらしく、世界のどこかに同類がいればそうと感じることができるようです。でも誰もベリアルのことを感知できなかった。気配を消すことは可能でも、2000年もの間続けることは並大抵のことではなく、「人間でいえば不眠のようなもの」と言われています。
2000年の不眠、2000年の我慢、2000年の、……。
2000年の重みですでにあっぷあっぷなんですけど、こんなのはまだまだしんどさの一要素にしか過ぎなくて、天司/星晶獣の幸せとは?とか、生きる意味の問いかけとか、受け入れてしまうことの罪深さとか、様々な概念でボコボコにされています。
ベリアルの人間性(人間じゃないけど)も、行きずりの女をさっくり殺してしまうとか、自分が仲間に引き込み、慕ってくれていた後期天司へのあの仕打ちとか、そういうもので大興奮&&大打撃。わ、わかってたのに〜こういう奴だってわかってたのに〜わかってたから好きになって、本当にその通りで予想できてたのに防御できずに結局ボコボコ。
前編だけでこんなことになってるのに、後編が始まってしまったら私たち一体どうなるの?
薄目で読んでたのに眼球飛び出た名台詞
「頼むよ、俺の救世主」
これを超える台詞がまた出てきてしまうのか?
オタクは何回死ねばいいのか。
グランブルーファンタジー『どうして空は蒼いのかPart.Ⅲ』【000】後編は3/7(木)17:00スタートです。