明日! ていうか今日! あと9時間後くらいから!

告知画像2020年になってるの、間違えました。
双方向本です。
よろしくね。

お……終わってしまった
千秋楽ディレイ配信を2周ほどして今この文字を打っています。

2/18〜2/27まで10日間(うち1日は休演日)で14公演。
うち12公演現地で観てました。
前売りでは初日、千秋楽、+1公演の3枚しかチケットとってなかったんですが、初日を見てからどんどんチケット買い足しました。

つまりそれが能うほどの出来栄えの舞台だったということなのですけど。

初日を見るまでは正直めちゃくちゃ不安が大きくて、なぜかというとCMが…その……CMがね。

いや……あの、ほんとに。
あの、同じ気持ちですよ
なぜ? っていう。

演者は本当に何一つ悪くないと思うんですよ。このCMに関しては。
こういう宣材撮るのはおそらく稽古前だし、脚本も出来上がってないだろうし。ビジュアルイメージ先行で始まっていつであろうことは想像に難くないので。
稽古が始まって数日目に競技カバディのプロ選手を招いて指導を仰いだところ、カバディというスポーツについての理解が深まって演者たちの動きが格段に良くなったとは演出の人間も認めていたように、この動画をとった時には(おそらく)全く掴めてないんですよね。
そうすると静止画ならまだしも動画になるとかなり、こう、しんどい部分あるな〜とか。
あとそれは横に置いておいてもその、なんか、エフェクトというか…処理が…あの……。
その………。
……ていうかそっちの方が大きいと思う。ネガティブイメージの要因としての破壊力は。

他の登場キャラクターのビジュアルについても気になる点はやっぱりあって、原作では結構肉体自慢のキャラが多く登場するにも関わらず、(これは偏見かもなので誤りも含むかもしれませんが)いわゆる2.5次元の舞台ってシュッとした体型のキャラクターがメインになってる認識があって、主要な演者の体格もやはりそういうものに向いた形をしているな? という感覚がありました。
だけどあの、以前のブログにも書いている通り、歩は巨乳なんだよ……!!!
乳だけじゃない、全体的にデカさ、ゴツさ、強さ、その象徴のようなキャラクター(だと私は思っている)なので、並の肉体でどう戦えるだろうか?みたいな不安でかなり気を揉んでしまい……。

そもそも私は2.5次元舞台の鑑賞経験がほぼ皆無(二次元原作の舞台は宝塚のベルばらとか戦国BASARAとかポーの一族とか観てはいるのですが…)なので演者についても舞台というものについても全く知識もないし想像も及ばず、ただ外見の情報だけでまんじりともしない夜を過ごすなどしていたのでした。

体目当ての最悪オタクだということがよくわかりますね。

そんな不安、恐怖、怯えた気持ちで迎えた初日だったわけです。
ここまで前置きです。

初日、演技の面ではやはりまだ荒い部分あったかと思いつつ、脚本の方で原作1-3巻の範囲を綺麗に再構成されたなというのをまず強く感じました。原作では別の日の出来事を同日の同イベントにまとめることで(原作が示した結果とは得られるものは異なってくるのですが)流れの整理に役立てたり、また10巻以降のセリフを持ってくることでキャラクター性の詳細を示す試みなど、原作からの取捨選択はかなり巧みだった印象です。
オタクは自分の好きなとこだけ読み返すので、最近は13巻ばかり読んでしまうのですが、久々にまた序盤を読み返すなどして原作がもともと持っていたよさと舞台が提示した可能性、我々がそこから受け取り得ること等々あらためて考えることができたのも楽しかったです。

脚本の大筋、構成そのものは初日から千秋楽まで通して変化することはないですが、演じ方は毎日変化があって、演者側の役への理解や感情の表出表現の変化、そのあたりを受け取って、私の方も原作の読み取り方の選択肢が増えたように思いました。
回を重ねるごとに余裕のようなものが見られるようになって、体の動かし方や、間の取り方、初日にはなかったセリフが挟まれるようになったり、感情のやりとりによって絞り出される言葉の試行錯誤が見て取れるなど、舞台上の変化がかなり前向きで、より良い方向に進もうという意志を見たような気がして、これが鑑賞の楽しみなのかな?という気づきを得ました。
(宝塚を見るときは、基本的に1演目で1公演しか見ない/見れないことと、完成形を見ている意識でいるため、そういった楽しみ方をしたことはありませんでした)
上述の初日&千秋楽配信の両方を見るだけで差異はいくらもあるのですが、残り4公演というタイミングで突然追加されたアクションなんかもあって、最後の最後まで「意志」の強い舞台だったのではないかなと思いました。
もちろんただ意志があればいいというわけではなく、原作とそれを昇華した脚本、演出、舞台効果といった骨子がしっかりしていたからこそ、それを土台に「意志」によってさまざまなものを乗せていくことができたということだと理解しています。その骨組みの確かさによって私もチケットの追加手配を決めた部分が大いにあるので。

とはいえこういった舞台を観るのは本当に初めてだったので、初回は文法が掴めず、戸惑った部分も大いにありました。やっぱね、急に歌い踊られるとびっくりするので……。
メタネタとかもどこまで許容するか/できるかとか、迷いどころは結構ありましたね。
翌日の2回目鑑賞を決めたのはこの辺の確認がしたかったのもあるのですが、そこで理解がかなり進んだので3回目以降は純粋に舞台を楽しむことができたと思います。

幕が上がって一番最初(そもそも物理的な幕が存在しないこともかなり衝撃だった)、歩と王城が2人で礼をするとこでまず「漫才でも始まるのか…?」みたいな困惑をしてしまい、そのままカバディのミニゲームが始まるという構成、今はもう慣れたので毎回即興で繰り広げられるゲームの結果で大喜びできるのですが、なかなか鑑賞難易度が高かったかな…という気がしつつ、あってよかったと思います。
キャラクターと演者の割合が半々くらいな感じでやってるようなので、「あれは歩じゃないのですが…」みたいな前置きを心の中でしつつ、その発言、雄叫び、振る舞いで気持ちが…めちゃくちゃになっておりました。
歩じゃないのですが、負けて地面叩いて悔しがるとことか、勝手ガッツポーズして喜ぶとことか、何とかかんとかいろいろ、いろいろ……。
この辺は私の受け取り方の問題なので本当に難しいのですが、うまいことこう、いい塩梅を探したいところです。
舞台の上で出てくる役柄の振る舞いは演者側の解釈なので、思うことが出てきてしまうのは仕方ないことだと思ってます。けど、確かに向き合った結果だとも思うので、それはそれで…こう、その。あるとも思うんだよなあ……。
急にめんどくさオタクになるのやめたいな…(急じゃないよ、ずっとだよ)。

あと、攻撃手が客席側に顔を向けているとき、必然的に守備メンバーは客席側に尻を向けることになるため、めちゃくちゃ、めちゃくちゃ尻が…その。しかも足を開きつつ重心を低めに落とすアクションになりがちなのでそれでさらに……あの……。
いや、あれはもう逆に尻見せに来てただろ!? 見ない方が失礼まである(認知の歪み)。

実際、演者の中にはバンプアップに努めて2ヶ月で+10kg乗せたような方もいたとのことなので、そういった熱量で作られたもの(尻だけではなく)が見られたのはひどく幸福なことだと思います。

こうやっていろいろな見方、楽しみ方を教えてくれた舞台だったのですが、最終日まで客席の埋まり方があまり芳しくなくて、正直めちゃくちゃヒヤヒヤしてました。
(チケットの売り方にも問題あったと思ってて、S席前方にギュッと客が詰まる、その後10列ほどS席エリアがぽっかり空席のまま続き、A席エリアに客がギュッと詰まってる形になってたので余計にわかりやすく人がいない状態になってしまっていた)
演者の方も終演後の挨拶でそのあたりを気にしているようなコメントをしたりしてたし、ちょっと胸が痛かったですね。
ただ、千秋楽はほぼほぼ全席埋まってたように見えました! よかったです、本当に。
各日公演後のリピートチケット(終演後に会場内で翌日以降のチケットを特典付きで販売してました、私はもっぱらここで追加チケットを買いました)も、日々購入者が多くなってるように見受けられましたし、何回も見たい舞台だった、何回も見れてよかった舞台だったなと思っています。
歩もどんどんデカく見えるようになってったしな…。幻覚…?

でもね、思うんですよ。やっぱCMが良くなかっただろって……。
それともなんですかね、ああいうCM、スタンダードですか?
次回はそこんとこ本当にお願いしますよ。今回の映像いっぱい使ってね。

さも当然のように「次回」とか言いましたけど、次回ありますかね?
主人公の演者は「是非やりたい!」と力強いお言葉をくれましたし、私も期待しています。

というわけで、いろいろ大変なこともあったでしょうが、初日から千秋楽まで全て事故やトラブルなく完遂できたのは本当によかったと思います。
演者、スタッフ各位のこれからの活躍に期待しつつ、コンテンツの今後の動向を見守っていきたいです。

※トイレの張り紙「いつもきれいに使っていただきありがとうございます」

エムマスで葛之葉雨彦にやられるところまでは想定内だったんですけどね………
いや、雨彦はさあ、すごかったよ。想定をはるかに超えてすごかった。
一番好きなのは、ホーム画面で「お前さん、顔に何かついてるぜ? ……目と耳がふたつずつと、ああ、こりゃ、鼻だな。」です。
おまえ、こんな、反則だろうが……!!!!
見るな……オレの顔を……!!??!?

エムマス/サイスタの話はまあ、いいんですよ。雑魚ちゃんは雨彦P。雨彦のお顔(おでこ)が大好き。この話はこれで終わり。

灼熱カバディ、予備動作一切ナシでマンホールから転落したくらいの衝撃でどハマりしてしまった。
体育会系部活漫画って面白いじゃないですか、その一環で…そういうつもりで読み始めたんですけどぉ(言い訳)
いやほんと、聞いてなかったんだって。こんななんか…こんな こんな2人がいるなんて 聞いてないのよ。ほんとに。
何が起こったかいまだにわからないんですが……。

<解説>
★作品情報
灼熱カバディ 著:武蔵野創
小学館の漫画アプリ「マンガワン」上で連載されており、裏サンデーコミックスとして既刊20巻、以下続刊。
冒頭3話は裏サンデーサイト上で読むことができる。
また、マンガワンアプリでも各種チケットの利用で購読可能。アプリでは各話ごとのおまけコンテンツもあり。
★あらすじ
中学サッカー界で有名な選手だった主人公は、サッカーから足を洗うことを決意して進学した高校生活で「カバディ」と出会う。

というわけで、高校カバディ部の漫画なんですが。
カバディね、カバディ。オタクはみんな聞いたことあるでしょ。なんかインドのスポーツらしいじゃん?みたいな。
「カバディカバディ」唱えるんでしょ?みたいな。
その辺のルール説明をまず冒頭3話でやってくれるので、お願いだから裏サンデーサイトにアクセスして読んでください。
読んでくれてありがとうございます。

読むとわかると思うんですけど、めちゃくちゃ王道の少年漫画って感じなんですよね。
しばしばインターネットで言われてることなんですが、アイシールド21と同じにおいがするんですよ。
アイシが好きな人は灼熱カバディが好きという言説は私も支持したいと思っています。
なんですかね? マイナースポーツのルールを丁寧に説明していくにあたって必要な要素が共通してるからでしょうか。
稲垣理一郎(アイシ原作者)は理論的な構築で物語を作っているという話も見たことがあるので(ソースなしで申し訳ない)、そういったところに共通点があったりするのかもしれない。

でぇ……。
上の日記の……2人なんですけどぉ……。

2人はライバル校の奏和高校のカバディ部員として出てくるキャラで、部長(3年)とエース(2年)…て感じです…。
後輩エースが身長デカくてチャラくて、作中ではちょっと動物的な描かれ方も多い感じ。
先輩の部長もまあ…デカくて、真面目で、奔放なエースに手を焼いている場面もしばしば。
すぐ攻め受けの話するのやめたいとは思ってるんですけど、思ってるだけというか、実際止められるのならこんなブログ書いてませんよねっつうわけで、あの、年下ワンコ攻めかなあって思ってたんですよ。最初は。いや今も思ってるんですけど。
でもさ。
でもさあ〜〜〜やっぱさあ〜〜〜〜〜〜おっぱいでかい方が攻めなんだよね…。わかってたよ……。
や、だってずっとそうじゃん。スクネサも、峨マルも、伽羅貘もそうだったじゃん。そらこうなるよ。

2人は2巻から登場して、その後もちょくちょく出てきながら、13巻から本格的に再登場してきます。
そんな中、回想シーンで2人の初対面が出てくるのですが…
あの…
初対面で運命感じたみたいな表現(※個人の解釈です)、峨マルでも伽羅貘でも見ましたねぇ……!?!!!??!?

オレは…弱い……

そのシーンで、向き合った2人、お互いの第一印象が「デカッ」なんですよね…。
六弦(※部長)は高谷(※エース)の身長に驚いてる。一方の高谷は、あの、六弦のおっぱいを見てると思われるんですよね……?
自分で言っておいて補足しますと、六弦は身長175cmに対して80kgの体づくりをしており(作中のカバディ大会規定では制限体重の上限が80kgのため)、乳だけではなく全体的に鍛えている設定があります。ケツもでかいと思う。
なので、この場合のデカさは体全体を示しているであろうことは容易に想像がつくのですが、高谷の視線がどうも…乳なんだよなあ……?
高谷は身長が185cmあるので必然的に見下ろす視線になってしまうにしても、だ。

こういう感じでね。性癖を抉られてるってわけ。毎日。

違うんですよ…高谷だって別に体目当てなわけじゃなくてェ……。
ちゃんと信頼とか……色々…書かれてるんですけど、そこはその、ほら、あの、読んでくれてありがとうございますなので。

お願い、読んで、18巻まででいいから……(!?)

※六弦歩(フルネーム)

歩さあ、作中でも最強としての描かれ方をしている、恵まれた肉体を持ってうまれ、望んだ環境に身を置くことができ、本人もそれに甘んずることなく自らを律し鍛え万全に努めることができる、本当に恐ろしい人なんですが。それが故に時々(いつもかも)びっくりするぐらい自己中で傲慢で最悪なんですよね……。
だけど、その在り方自体が彼の強さの源になっていることも明らかなので、チームメイトも最終的にお前はずっと身勝手だけどそれでいい(意訳)って認めちゃうんですよね。
で、そうやって甘やかされた歩が同じように高谷のこと甘やかしてるんだよ。
高谷はカバディのことなんて何一つ知らない状態で歩と出会ってカバディ部に入って、マンツーマンで練習してるっぽい描写が結構あるんですよね。今の高谷のプレイは、高谷本人の資質・経験はもちろん、加えて歩の指導によるところもかなり大きいだろうな、と踏んでいます。
その結果メキメキ実力をつけた高谷は歩以外のチームメイトとの練習を「つまらない」などと述べるようになってしまうんですよね…。
そんな高谷の自己中心的な振る舞いにチームメイトたちはしばしば反発し、歩も最初は「チームワークも考えろ」とか言ってたんですけど、最終的には擁護派に回っちゃうんですよね…。高谷の実力がエースたるに相応しいと認めていることと、高谷は常に歩の期待に応え続けてきたことから。
だからなのか、2人がそれぞれのプレイに対して抱えている感情が描かれるときは常に信頼と期待に満ちているな…と、オタクは強く…感じるのであった……。

2人とも「個」もしくは「孤」の存在として描かれる部分が多くて…そんな2人を結ぶ絆を見ると…オタクは…その……。ということです。
はあ、もう、原作1コマ1コマ指差して「ここが!」「ここが!!」「ここが!!!!」ってやりたい。やってるが。もっとずっとやっていたい。永遠が欲しい。

敵校の2人についてだけでこんなにたくさん話があるんだから、主人公周りなんて尚更だし、そもそも歩は…主人公のカバディ部の部長とめちゃくちゃ因縁が……ある……。

灼熱カバディを読んでくれてありがとうございます。

ちなみに読んでから試合見るともう全部「理解」って楽しいです。
コートがかなりコンパクトなので、戦況がわかりやすいのもポイントのひとつかも。

2月には舞台化もするみたいです。適当に何公演かチケット申し込んだら全部当選してた。
宝塚しかまともに自分でチケット取って見にいたことがないので塩梅がわからず…。
あとアニメもあるみたいだけど、私は見てないのでわかりません。

未来の話になりますが、今ちょっとマンガを描いているので、そのうち本になると思います。その時にはよろしくお願いします。イベントはまだ何も申し込んでません。

あと、ティバネサの本を年末に入稿したので、手元に届いたら告知します。暁後で、ネサラが刺される(けど生きてる)本です。