1月中に更新したはずの前回のブログでは完全に忘却していましたが、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
というわけで、新刊出ました。
ティバーン×ネサラ「野蛮の国」全年齢48ページ
★サンプル(Pixiv)
★通販(Booth)
暁の女神のエピローグでこともなげに言われている鳥翼三国の統一とネサラの罪滅ぼしについて、何回捏ねても捏ね足りなくて、結局今回もその辺りのお話です。
あとサンプル冒頭から流血沙汰になってるのもずっとやりたかった話のひとつで、統一された国が内包していた問題の発露とか、罪の受け取られ方の変遷とか、そういうあたりの妄想も含んでます。
私事ですが今回けっこうタイトルお気に入りなので…汲んでもらえたら嬉しいな。
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蒼炎と暁をプレイしていると、やっぱりティバーンはネサラを切り捨てられないんだな…というのがまず感じられて、それはもちろん鷺たちから心を向けられてることをわかってるからだろうし、自分自身も昔馴染みだからっていう情の部分も随分大きそうで、それ自体はきっとずっと同じだから、この先も同じようにネサラをそばに置いておき続けるんだろうな…と思ってしまう。
でもそれは裏切りを許すことではないし、忘れることでもないし、かといって交換条件に罪滅ぼしを求めるわけでもないはずで、必要なのはティバーン以外の全てに対する建前だったんだろうなあと思っています。
2人の間にそれぞれ形の違う憧れがある関係、好きなんだよな〜。
お互い同じところと違うところがあって、同じところがあるから余計に差異が際立って、それに気づいた時に生じる感情が憧憬であってほしい。
ティバーンは後ろめたいことなく正々堂々と王様やったけど国に滅びの危機を呼び込んでしまったし、ネサラは国と民を守りはしたけど人倫にも良心にも悖ることをやったろうしやはり失ったものは多くある、それで互いを見たときに、きっと次に失敗しないために必要なのは手を取ることだって、自分に必要なものはそこにあるってわかったからあのエンディングを迎えられたのかなって……私は信じています。
なんか……鷹鴉のこと考えてると、感情がウェットになってしまう…な……。